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技能実習 2号移行職種へ「宿泊」追加 通算3年間可能に

公開日:2020.04.20

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技能実習2号の移行対象職種に宿泊職種(接客・衛生管理作業)が追加され、指定試験機関である一般社団法人宿泊業技能試験センター(多田計介理事長)が1号および2号向け試験の詳細を公表しました。

補助的業務を担う1号に対し、2号ではフロント業務に関する内容も盛り込んだものになっており、実技試験では3人以上の試験官が立ち会い、接客スキルなどを確認するものになります。

これにより、3年間の技能実習期間を経て特定技能1号に移行すれば、特定技能1号の5年間と合わせて計8年間、宿泊職種として働くことができるようになりました。

2号移行対象職種への宿泊職種の追加は、日本旅館協会、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会、日本ホテル協会、一般社団法人全日本シティホテル連盟が共同で設立した宿泊業技能試験センターが技能実習評価試験の整備などの手続きを進めています。

初級とされる技能実習1号では、基本業務を身に着け、補助的作業に従事し、指示やサポートを得ながら働く。試験でもまずは初歩的な知識と、実技では送迎や接客の補助ができるかを問う内容です。フロント業務は2号になってからです。

他の技能系職種では実技試験を1対1で行うのに対し、3人以上の試験官が立ち会うこととしています。

これは宿泊職種には顧客と対面しての作業が含まれているため、高い日本語能力が要求され、お辞儀などの所作を必要であるからでしょう。

宿泊職種は、他分野に比べて特定技能での受け入れが進んでいない。出入国在留管理庁の速報値によれば、昨年12月末で15人に留まっています。しかし新型コロナウイルスの影響により、人手不足の状況は一変しました。今後は業況の回復からのスタートになると考えられます。

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