外食業の現在の国外試験の実施状況と合格率が公表されています。
現在2020年2月末までにフィリピンとカンボジアで実施されています。
フィリピンでは3回、カンボジアでは今年の1月に一回目が実施されました。
フィリピン
11月 受験者259人 合格者174人 合格率67%
12月 受験者69人 合格者47人 合格率68%
1月 受験者114人 合格者90人 合格率78%
カンボジア
1月 受験者33人 合格者15人 合格率45%
今回は、〔外食業〕ミャンマーの試験実施が追加されました。
試験申込受付:2020年2月10日 現地時間11:00~
試験日:2020年2月21日~3月中旬
試験会場::ヤンゴン市内
★合格率の状況
フィリピンでは合格率は60%後半から70%代で推移しています。しかしカンボジアでは50%を切ってしまった結果となっております。
さらに今後は国別の合格率に差がでてくることが予想されます。これが課題となるでしょう。
特定技能評価試験を受けて在留資格を獲得した労働者は、日常生活に必要な日本語や専門領域に関しては基本的には困らない水準の知識を得ています。
しかし文化や環境の違いは座学からでは学べない部分も多いのが現実です。会社側は外国人労働者が意欲的に職務に取り組めるようにサポート体制を万全にして受け入れましょう。
★特定技能評価試験とは
日本で就労を希望する国内外の外国人に対し、国が定める基準をもとに作成した問題により「日本語能力」と「技能」の水準を評価する試験です。
「日本語能力」の水準は、独立行政法人国際交流基金が実施する「日本語能力判定テスト」又は独立行政法人国際交流基金および日本国際教育支援協会が実施する「日本語能力試験」において判定されます。
「技能」の水準は、職種ごとの業界団体が実施する「技能評価試験」において判定されます。
外食業及び飲食料品製造業の技能評価試験は、一般社団法人外国人食品産業技能評価機構により実施されます。
★外食業技能測定試験の内容
外食業界で必要とされる技能や知識である以下のカテゴリーから出題されます。
・衛生管理
・飲食物調理
・接客全般
学科試験と実技試験の2つの試験により、学科試験の方は衛生管理、飲食物調理、接客全般から各10問(計30問)出題されます。
★合否の基準
学科試験と実技試験の合計得点の65%以上を合格基準としています。
技能試験実施機関に設置する合否判定のための委員会において合否を判定します。
「技能評価試験」と「日本語能力判定テスト」の双方に合格すれば、受入れ企業先の特定技能所属機関と直接雇用契約を結ぶことができます。