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おすすめの日本語試験を紹介します

公開日:2021.03.12

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外国人が日本で働くうえで、必要なスキルのうちの一つが日本語の習熟度です。

自分の日本語のレベルはどれくらいなのか、どのくらい日本語を話すことができれば日本で働くことができるのか、不安に感じている方も多いことでしょう。

自分の日本語能力がどの程度であるか客観的に知る方法としては、日本語試験が最適です。

多くの企業が外国人を雇用する際には、日本語試験で日本語スキルの習熟度をはかります。

日本語試験と呼ばれるものには複数の種類がありますが、

今回はその中でもおすすめの試験をいくつか紹介していきたいと思います。

 

日本語能力試験 (JLPT)

日本語能力試験は、日本語を母語としない人の日本語能力を測定し認定する試験として、国際交流基金と日本国際教育協会(現日本国際教育支援協会)が1984年に開始しました。

開始当初の受験者数は全世界で7,000人ほどでしたが、2011年の受験者数は全世界で約61万人にのぼり、世界最大規模の日本語の試験となっています。

近年、日本語能力試験の受験者が多岐にわたり、その受験目的も実力の測定に加え、就職、昇給・昇格、資格認定への活用など、変化や拡りが見みられるようになりました。

試験に関する要望や提言も出されました。

そこで、国際交流基金と日本国際教育支援協会では、試験開始から25年以上の間に発展してきた日本語教育学やテスト理論の研究成果とこれまでに蓄積てきた試験結果のデータなどを用いて日本語能力試験の内容を改定し、2010年から新しい日本語能力試験を実施することとしました。

 

(主催・運営)独立行政法人国際交流基金/公益財団法人日本国際教育支援協会
(実施国)国内/海外69カ国
(判定)合否
(試験形態)ペーパーのみのマークシート方式
(試験回数)年2回
(評価)N1・N2・・・の段階評価
(結果)受験日から約2か月後にオンラインで結果がわかり、
    約3か月後に合否結果通知書が届く
※日本語能力試験に合格することによって、日本の出入国管理における優遇措置を受けるためのポイントを得ることができます

 

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日本語能力試験(JPT)

JPTは、日本語を母国語としない人や日本語を学習している人が受けられるテストです。今のあなたの日本語のコミュニケーション能力のレベルを測ることができます。

JPTの結果は、日本語教育機関へ入学する資格として認められています。また、韓国の大企業や公共機関などで、就職における評価にも使われています。

 

(主催・運営)一般社団法人 日本語能力試験実施委員会
(実施国)国内/タイ、ベトナム、韓国、インドネシア、中国、香港・マカオ
(判定)得点(合否なし)
(試験形態)四肢択一で行うCBT(Computer Based Testing)⽅式。
(試験回数)年12回
(評価)得点の無段階評価(トータル10点~990点まで、5点ごとのスコアででる)
(結果)試験日から2年間有効
※特定技能にかかわる日本語試験としてはまだ認められていません

 

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国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)

国際交流基金日本語基礎テスト(Japan Foundation Test for Basic Japanese, 略称:JFT-Basic)は、主として就労のために来日する外国人が遭遇する生活場面でのコミュニケーションに必要な日本語能力を測定し、「ある程度日常会話ができ、生活に支障がない程度の能力」があるかどうかを判定することを目的としています。

このテストは、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR:Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment)および、CEFRに沿って国際交流基金が「相互理解のための日本語」を理念とする日本語教育のための枠組みとして開発した「JF日本語教育スタンダード別サイトへ移動します」(JFスタンダード)の考えに基づき、「日本語で何がどれだけできるか」を測ります。

 

(主催・運営)国際交流基金
(実施国)国内/インドネシア、フィリピン、タイ、ベトナム、カンボジア、ミャンマー、ネパール、モンゴル
(判定)得点(合否なし)
(試験形態)CBT(Computer Based Testing)⽅式。
(試験回数)海外(アジア地域)で年に6回、国ごとに設定されるテスト期間に実施
(評価)10~250点の得点評価
(結果)受験当日に結果がわかり、受験日から5営業日以内に判定結果通知書が発行される
※日本の在留資格「特定技能1号」の申請に必要な日本語能力の証明のために使えます

 

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Q&A

特定技能で認められる日本語試験は?

日本語能力試験(JLPT)と国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)のみです。

JPTは認められていません。

 

高度専門職で認められる日本語試験は?

日本語能力試験(JLPT)とJPTと国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)、すべて認められています。

 

特定活動46号で認められる日本語試験は?

日本語能力試験(JLPT)とJPTと国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)、すべて認められています。

 

最後に

あくまでも日本語試験は選択形式であるため、

実際に企業で働くうえで必要な日本語スキルを把握するには不足している部分があります。

現場で顧客や社内の人間とコミュニケーションがとれるかどうか、

メールの内容が理解できるかどうかなど、

「相手の考えを理解する能力」と「自分の考えを表現する能力」は欠かせません。

公益財団法人「外国人留学生の採用と日本語能力に関する調査」より

 

ただ、日本語レベルをはかる目安として企業が参考にするケースが多いので、取得して損をすることはないでしょう。

是非、皆さんも自分の日本語レベルを把握するための一つの方法として受験してみてはいかがでしょうか。

 

 

今回は各試験の概要の紹介でしたが、詳しい情報が気になる方は、

別記事で紹介していくのでURLをクリックしてご覧ください!

 

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その他の外国人ビザに関するご相談は行政書士法人jinjerまで。

(行政書士法人jinjer)

info@gyousei-jinjer.com

 

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投稿者について
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脇田 舞香

1997年生まれ。大阪府吹田市出身。2019年 中央大学商学部商業・貿易学科 卒業。 新卒で株式会社ネオキャリアに入社し、経営企画部にて新規プロダクトとなるFintechサービスの法人営業に2年間従事。 昨今のコロナウイルス感染症拡大を受けた中小企業の環境変化を目の当たりにし、中小企業向けの経営支援に興味を持ち、行政書士法人jinjerに参画。 現在は、SNS、起業サプリジャーナルを通じて、小規模、中小企業向けに補助金・資金調達に関する情報発信や、事業計画の策定・支援に従事。