国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)とは|ビザサプリジャーナル

  1. ビザサプリジャーナル TOP
  2. 国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)とは

国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)とは

公開日:2021.03.15

̃Gg[͂ĂȃubN}[Nɒlj

今回は国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)を紹介します。

 

国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)とは

国際交流基金日本語基礎テスト(Japan Foundation Test for Basic Japanese, 略称:JFT-Basic)は、主として就労のために来日する外国人が遭遇する生活場面でのコミュニケーションに必要な日本語能力を測定し、「ある程度日常会話ができ、生活に支障がない程度の能力」があるかどうかを判定することを目的としています。

このテストは、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR:Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment)および、CEFRに沿って国際交流基金が「相互理解のための日本語」を理念とする日本語教育のための枠組みとして開発した「JF日本語教育スタンダード別サイトへ移動します」(JFスタンダード)の考えに基づき、「日本語で何がどれだけできるか」を測ります。

 

(主催・運営)国際交流基金
(実施国)国内/インドネシア、フィリピン、タイ、ベトナム、カンボジア、ミャンマー、ネパール、モンゴル
(判定)得点(合否なし)
(試験形態)CBT(Computer Based Testing)⽅式。
(試験回数)海外(アジア地域)で年に6回、国ごとに設定されるテスト期間に実施
(評価)10~250点の得点評価
(結果)受験当日に結果がわかり、受験日から5営業日以内に判定結果通知書が発行される
※日本の在留資格「特定技能1号」の申請に必要な日本語能力の証明のために使えます

 

JFT-Basicのレベル

このテストは、JFスタンダードが日本語の熟達度として採用しているCEFRの枠組みに沿い、「日本語で何がどれだけできるか」という課題遂行能力をレベル指標にしています。課題遂行能力はCan-do(「~できる」という文)で表し、A1、A2、B1、B2、C1、C2の6レベルに分かれています。
※レベルのイメージは以下の図をご参照ください。

 

このテストでは、CEFRJFスタンダードのA1-A2レベルのCan-doに基づいた問題が出題され、「文字と語彙」「会話と表現」「聴解」「読解」の4セクションから総合的に日本国内での生活の場面で求められる日本語のコミュニケーション能力を測定します。就労のために必要な、「ある程度日常会話ができ、生活に支障がない程度の能力」の目安として、A2レベルの一定程度の日本語力を持っているかどうかを判定します。
A2レベルの目安は、以下の表の中段にあたります。

 

 

JLPTとの違い

日本語能力試験(JLPT)は、多様な背景を持つ日本語学習者の学習習熟度を測るため幅広い場面を想定した総合的なテストであり、N1からN5まで5段階のレベルに分かれています。JFT-Basicは、日本国内での生活の場面で求められる日本語のコミュニケーション能力を測定するテストであり、レベルは1つです。

JLPTとJFT-Basicは実施方法も異なっており、JLPTはマークシート方式で、日本と海外(約80の国と地域)で年に2回、特定の試験日に実施されるのに対し、JFT-BasicはCBT方式で、海外(アジア地域)で年に6回、国ごとに設定されるテスト期間に実施されます。

試験結果については、JLPTでは、受験日から約2か月後にオンラインで結果がわかり、約3か月後に合否結果通知書が届きます。JFT-Basicでは、受験当日に結果がわかり、受験日から5営業日以内に判定結果通知書が発行されます。

日本語能力試験(JLPT)のN4レベル以上の証明も、「特定技能1号」の申請に使えますが、JFT-Basicは、受験機会が多くあることと、結果がすぐにわかることが特徴になります。

 

◇試験実施日

 

次回実施日:2021年3月1日(月)~19日(金)

申込期間:2021年2月21日(日)~各テスト日の3営業日前

    (テスト日が土曜日、日曜日の場合は4営業日前)

※新型コロナウィルス感染症対策の影響で、今後変更が生じる可能性があります。

※各国のテスト日はこちら

※申込はこちらから

 

▼関連記事

—————————————————————

 

その他の外国人ビザに関するご相談は行政書士法人jinjerまで。

(行政書士法人jinjer)

info@gyousei-jinjer.com

̃Gg[͂ĂȃubN}[Nɒlj
投稿者について
最近の記事

脇田 舞香

1997年生まれ。大阪府吹田市出身。2019年 中央大学商学部商業・貿易学科 卒業。 新卒で株式会社ネオキャリアに入社し、経営企画部にて新規プロダクトとなるFintechサービスの法人営業に2年間従事。 昨今のコロナウイルス感染症拡大を受けた中小企業の環境変化を目の当たりにし、中小企業向けの経営支援に興味を持ち、行政書士法人jinjerに参画。 現在は、SNS、起業サプリジャーナルを通じて、小規模、中小企業向けに補助金・資金調達に関する情報発信や、事業計画の策定・支援に従事。