留学生の日本での就職に有利な資格まとめ
「昔から、日本で働くことが夢だった!」
「将来的に日本で働くために日本に来た!」
そのような外国人留学生の方はたくさんいらっしゃるかと思います。
しかし、日本で働くためには色々な壁があります。
まず企業の内定を獲得し、さらに就労ビザの許可を得て、やっと会社で働けるようになるのです。
日本国内にも留学生が増加してきた昨今、「うちの学校の留学生が、なかなか企業の内定を得られない」という場合も多いのではないでしょうか?
そんな中、周囲との差別化を図れる武器のひとつが「資格」です。
・どのような資格を取れば、日本企業の内定を得やすくなるか
・どのような資格を持っていれば、ビザ申請が通りやすいのか
今回は、留学生の取るべき「資格」について、いくつか例をあげて説明していきます。
専門学校の留学生ご担当者様は、ぜひ一度ご確認ください。
1.日本語能力試験(JLPT)
日本語能力試験は、留学生が取るべき資格No.1といっても過言ではありません。
【日本語能力試験(JLPT)とは?】
日本語能力の試験です。
毎年7月と12月の二回実施され、結果はそれぞれ9月、2月に届きます。
N1~N5までレベル分けされており、自分に合ったレベルの試験を受験できます。
受験料は5,500円(税込)です。
日本の企業には、まだまだ英語が当たり前に使用される環境ではないところが多いです。
したがって、「日本語がある程度話せるかどうか」を重視する採用者が多いといえます。
また職種にもよりますが、入管へのビザ申請にあたっても、日本語能力が高い方が許可が下りやすい傾向にあります。
ぜひ生徒さんには年に二回のJLPTを受験するよう、おすすめしてください。
★「今すぐに日本語能力を証明する試験を受験したいけれど、JLPTが年に二回しかないので困っている…」
そんな生徒さんにおすすめなのが、【BJTビジネス日本語能力テスト】です!
BJTはお近くのテストセンターで受験する方式のため、テストセンターが満席でない限りほぼ毎日受験することができ、結果はその日のうちに出ます。
また、試験が級ごとで分かれておらず、一度の受験で実力を正確に図ることができるため、結果を急ぐ方には最適な試験といえます。
さらに、BJTの点数はJLPTの級に対応しているため、「これまでJLPTを受験してこなかったけれど、就活やビザが不安だ」という方に大変おすすめです。
受験料は7,000円(税込)です。
2.TOEIC/TOEFL
外国人人材に対しては、グローバル役回りを期待する企業が多いです。
そのため、TOEICやTOEFLのスコアを持っていると採用者から注目されやすいでしょう。
また、ビザ申請の際、英語が母国語でない方が英語を使用する業務につくとして申請する場合は、英語能力を証明する書類を提出することを強くおすすめします。
その場合、TOEIC 600点程度は備えていることが必要とされます。
(500点以下の方に関して、本当に業務ができるのか指摘が入ったケースがあります。)
証明書がない場合、本当にその学生が英語堪能なのかという点に疑念を持たれ、審査に不利に働いてしまう場合があります。
3.業種ごとに必要な資格・スキル
これまでは、どの職種を目指す方でも共通で取っておいた方がよい資格について記載してきました。
この項目では、業種ごとにあった方がよい資格・スキルについてあげていきます。
建設・設計・技術開発
CAD系のスキルがあるとよいです。
就職にも役立ちますし、ビザ申請の際もスキルがあることで審査に有利に働きます。
翻訳・通訳
ホテルのフロントや海外やり取りを行うポジションにつきたい方は、
JLPT N2以上(BJT 400点以上)を取得することを強くおすすめします。
就活の際はもちろんですが、それ以上にビザの許可に関わってくるためです。
語学を活かした業務の場合、語学力はかなり重要な審査ポイントとなりますが、JLPT N2以上(BJT 400点以上)というのがひとつの基準となっているのです。
実際は、JLPTやBJTのスコアがそれ以下であったり、受験していなかったりという場合でも、
ビザの許可が下りるケースもあるため、なくてもよいと思っている外国人が多いです。
しかしその場合、審査に時間がかかる、不許可になる可能性が高いですので、要注意です。
IT系
プログラミング系のスキル(C言語、C++、Java、
専門家による無料相談実施中
「内定はえたものの、ビザ申請で引っかかるのではないかと不安だ」
「上記の資格やスキルを備えていない生徒が申請しようとしているが、大丈夫なのだろうか?」
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