東京八重洲からはじまる、コワーキングスペースを活用した新しい働き方・ビジネス創造|起業サプリジャーナル

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東京八重洲からはじまる、コワーキングスペースを活用した新しい働き方・ビジネス創造

公開日:2017.06.06

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写真左から、片山昇平氏、岩田祐一郎氏、福永諒氏(株式会社福岡銀行)

―今回インタビューをお受けいただいたのは、東京駅前に構える“DIAGONAL RUN TOKYO”を運営されている株式会社福岡銀行の岩田祐一郎さんと、株式会社スマートデザインアソシエーションの片山昇平さんです。コワーキングスペースという新しい働き方に一手投じる新事業についてお話伺いました。―

 

―DIAGONAL RUNは、サッカーの用語で斜めに駆け上がるという意味です。銀行の動きは、縦や横といった動きが主でした。そこを斜めに動くことで新しいものが生まれるようにと名前へ込めました。また、この縦線は47本あります。47都道府県に対応できるように。あとは、社長がサッカー好きだったので。笑―

DIAGONAL RUN TOKYOの設立背景を教えてください

岩田氏
福岡銀行、熊本銀行、長崎の親和銀行をグループに持つふくおかフィナンシャルグループが設立10周年を迎えました。その中で、次の10年に向けた取り組みの一環が今回のDIAGONAL RUN TOKYOです。この施設をつくったのは、斬新なアイディアや技術を持つベンチャー企業との新たな接点を持ちたいという、前々からの想いがきっかけになっています。

銀行はたくさんの企業や個人の方とお取引させていただいているのですが、実はベンチャー企業との接点が少ないというのが課題でした。これまでも様々なイベントに参加したり、ビジネスアイディアを募集したりして、ベンチャー企業の方々を追いかけてきたのですが、彼らのスピード感は私たちの想像よりも速く、追いかけるのにも限界がありました。

そこで逆転の発想として、そういった先進的な知見を持った人たちが全国から集まってくるような「場」を作って提供しようということになりました。その発想から生まれたのが、DIAGONAL RUN TOKYOです。これからDIAGONAL RUN TOKYOを、いろいろな情報が複雑に交差する、地域と東京、地域と地域が繋がる拠点として機能させていきたいと考えています。

 

―コワーキングスペースとは、事務所や会議室などを共有しながら働く、新しい働き方を提供するスペースです。いろいろな企業やスタートアップ系、デザイナー、エンジニアや専門家など、ヒト・企業・情報が交わりながら新たなビジネス課題の解決や価値の創造を提供するスペースにもなります。―

運営会社を選んだポイントを教えてください

岩田氏
株式会社スマートデザインアソシエーションに依頼したのは、福岡移住計画を運営されていたからです。

片山昇平氏の以前のインタビュー記事はこちら

片山氏
福岡移住計画では、東京や福岡を中心にコワーキングスペースを運営しています。その実績を評価いただいたものです。運営委託先を選ぶとなれば、通常はコンペ等をやりますが、今回はすぐにお仕事を任せていただきました。

「信頼する企業と一緒に仕事をする」という福岡の土地柄なのでしょうか。昨年の11月にコワーキングスペースをやることが決まり、3月にはプレオープンです。福岡銀行は、僕らが通常イメージを持っている様な地方銀行とは違い、発想がクリエイティブで、とてもスピード間があります。

ビジネスモデルを教えてください

岩田氏
私たちはこの場の賃料で稼ぐことは考えていません。ですから賃料は、相場よりも低い料金設定にしています。

私たちの目的は、普段接することのない方々といかに接点を持つかというものです。銀行は融資や出資をするだけでなく、いろいろな人たちをつないでマッチングするという役割も持っています。この施設を利用する方々同士、もしくは銀行のお取引先とスタートアップ企業とのマッチングをするなどして、新たなビジネスを生み出すお手伝いが出来れば良いと思います。

 

―九州大学の教授が理事をされている団体が実施している「SHO-CHUプロジェクト」の一環で、焼酎の良さを多くの方へ知ってもらいたいという活動です。九州のお酒をディスプレイし、イベント毎に飲めるようにバーカウンターを設置しています。―

現在はどういった方が利用されているのでしょうか

片山氏
DIAGONAL RUN TOKYOのコンセプトは、地方×東京です。

現在の利用者は、福岡の方だけでなく、北海道の方など多くの地方から同施設を活用いただいている状況です。起業家の方や、フリーランスで活躍されている方はもちろんですが、大手企業の役員の方が個人で利用されているケースもあります。

片山氏
プレオープンのときに、「X-Tech Innovation」というピッチイベントを実施しました。各業界・業種を横断する、デジタルテクノロジーを活用した新しいサービスを広く募集するビジネスコンテストです。

そこに参加された株式会社ランドスキップのサービスが、風景をデジタルサイネージで配信し、ディスプレイに映像を写して閉ざされたオフィス空間を気持ち豊かにするものです。季節ごとに風景が変わります。DIAGONAL RUN TOKYOにも導入されています。

―「X-Tech Innovation」にて受賞された株式会社ランドスキップのコンテンツが、DIAGONAL RUN TOKYOのスペースを色彩豊な環境にしています。―

今後についてお話伺えますか

岩田氏
今後は、ビジネスマッチングを具体化していきたいですが、今は福岡移住計画に協力いただいて、この空間をPRすることに努めています。

片山氏
場のコンセプトである「東京×地方」に紐づけた様々なイベントを企画していきたいと思っています。例えば、九州の地酒を現在は紹介していますが、九州にとどまらず全国の地酒をPR出来るイベントや、酒蔵の課題をアイデアソン的な形で解決できるイベントです。あとは、先ほど投資の話もありましたが、スタートアップ向けのピッチイベントなどもこれから増やしていきたいと思います。

 

最後に

2017年6月15日に加筆しました。

起業サプリジャーナルの読者の皆様にお知らせです。

DIAGONAL RUN TOKYO様のご厚意で、本記事を見ていただいた方向けに1DAY利用チケットの無料プレゼント企画を実施!

受付にて、起業サプリの記事を見た」と伝えてください。

2017年9月末まで限定のトライアルクーポン(1DAY利用チケットのプレゼント)を無料で提供いただけるとのことです。(その場で使えます)

DIAGONAL RUN TOKYO様ありがとうございます。ぜひこの機会にコワーキングスペースを利用してみてはいかがでしょうか。

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投稿者について
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竹澤 駿

2017年に行政書士登録と同時に、行政書士法人jinjerの立ち上げに参画し、現在に至る。 外国籍の方の就労ビザの取得支援に特化し、サービス業を中心に一部上場企業から中小企業までの幅広い顧客を持つ。年間約300件の申請を手がけ、昨今は法改正のあった「特定技能」へも対応し、人材会社の新規事業の立ち上げ支援も実施。

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