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ネオキャリア × GTN「外国人採用で活性化する組織づくり」トークセッションレポート

公開日:2019.05.08

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みなさんこんにちは!
新人行政書士の細田加苗です♪

今回は、先日私が参加した
「外国人採用で活性化する組織づくり
トークセッション Neocareer(ネオキャリア) ×GTN(グローバルトラストネットワーク)」
についての記事をお届けします!!

(イベント詳細はこちらから)

今回のテーマは、
『データ初公開!外国人採用は難しくない!』
後藤 裕幸氏(株式会社GTN 代表取締役社長)× 西澤 亮一氏(株式会社ネオキャリア 代表取締役)

目まぐるしく国際化が進む日本。5年後には最大34万人の外国人労働者を受け入れます。今回は、社員の7割が外国籍の(株)GTNと、年間2,500名の高度人材を日本へ送り出す(株)ネオキャリアのコラボセッションです。失敗と成功の実例を用いて、ダイバーシティ採用を活かした組織変革を起こす方法を考えていきます。

日本人と外国人のキャリア構築の考え方はやはり異なります。
そんな中で、外国人社員の定着率を高める評価制度やマネジメント体制とはどのようなものなのか?また、企業成長をドライブする社員の育成方法とは?
今回のトークセッションでは、そんな「日本人と外国人が共に働く未来ための施策」について、とことん語り合われました。

トークセッションの全容について、できることならお伝えしたいところなのですが、
なにせ内容が盛りだくさんでして…(^-^;

今回は、わたしが最も印象に残っている部分について、皆様にお届けしたいと思います!!

それは、
「ダイバーシティを活かした組織づくり」
についてです。

皆さんは、“外国人”と聞くとどのようなことを思い浮かべますか?
「日本との文化の違い」、「言語の壁」、「人種の違い」。
または、「優秀な人材」、「急成長」。
あるいは、「自分には遠い存在」、「怖い」。
人によって、外国人に対して抱くイメージはさまざまかと思います。

“外国人と日本人は、異なる点がたくさんある”

これは紛れもない事実です。

それを踏まえたうえで、どうしたら外国人と日本人は、その違いを活かしながら働けるのでしょうか?

 

年間2,500名の高度人材を日本へ送り出している株式会社Neocareer 西澤社長は、こうおっしゃいました。

ダイバーシティを活かした企業づくりのために必要なこと。それは、“日本人も外国人も変わらない”というスタンスを持ち、違いを意識しすぎないことです。日本の企業は、外国人社員にきちんと自社の魅力を伝えることに注力する。外国人社員定着のためには、彼らに対する愛のあるケアやエントランスマネジメントが必要です。そして何より大切なのは、彼らのキャリアアッププランやロールモデルをしっかりと示し、育成活性化にきちんとつなげることなのです。」

“違いを意識しすぎない”ということは、簡単なようで難しいことかもしれません。しかし、日常生活の中で、私たちが外国人と話す機会は以前より各段に増えてきています。
例えば、都内のコンビニでは多くの店員さんが外国人ですし、街を歩けばたくさんの外国人とすれ違いますよね?そのように、外国人はすでに私たちの日常の一部となりつつあるのです。人は、「知らない」ものを「遠い」「怖い」と感じがちですが、今後ますます日本国内に暮らす外国人が増えていくことで、「違いを意識しすぎない」ということが、今より容易になっていくのかもしれませんね。

“愛のあるケア・エントランスマネジメント”とは、「外国人に対し家族的なサポートをしてあげること」です。
家を借りるとき・携帯を契約するとき・エアコンや給湯などの家電のセッティングをするとき、などなど…日本ならではのガラパゴスルールが意外と多いため、外国人が困ってしまうことが度々あるそうです。異国の地でひとり働かなければならない外国人にとっては、何もかもが心細いでしょう。そんなとき、会社側がそういった相談にも乗り、家族のようなケアをすることで、外国人は安心して長く働いてくれるため、離職率の低下にもつながるとのこと。この点、GTNではそのような取り組みを継続的・積極的に行い、一時期50%だった離職率を7%まで下げることに成功したそうです(!)

また、“育成活性化”という点には、外国人の意欲・向上心の高さが関係しています。
海を渡って勉強し、就労しようとする外国人は、基本的に労働意欲が高いことが多いといいます。そのため日本の企業も、彼らの向上心に応えらえるようなキャリアアッププランを用意し、魅力として発信することが必要となってくるのです。この点、GTNの後藤社長は、「GTNでは役職に外国人がついているため、新入社員が“自分たちにもチャンスがある”と思える構造となっており、それが外国人労働者から人気な要因なのでは」と語られました。ロールモデルがきちんとあるということですね。

 

そして、なんと”社員の7割が外国人”というGTN の後藤社長は、こうおっしゃいました。

日本がとびぬけて発展していた時代はとっくの昔に終わっていて、今は韓国やベトナム、中国などの国々が急成長している。日本は慢心している場合ではありませんし、傲慢な目線を捨てることです。日本人と外国人の“違い”に敬意を払うことが大切なのです。
(必死でメモを取ってはいたのですが、間違っていたら大変申し訳ありません・・・)

「“違い”を意識しない」という西澤社長とは、一見逆のことを言っているように見えるでしょうか?しかしよく考えると、2つの意見は異なるようで本質は同じのように思えます。 “違い”を意識しないということは、その“違い”を見て見ぬふりすることではなく、“違い”をしっかりと理解し、それを尊重したうえで、同じ人間、同じ目標に向かっていく仲間として関わっていくということではないでしょうか。(と、私は感じました!)

 以上、「ダイバーシティを活かした組織づくり」に焦点をあててまいりましたが、そのほかにも「採用と受け入れ態勢」「外国人に選ばれる企業とは?」「外国人をどういう視点で採用しているか?」「離職事例」などなど、印象深い議題ばかりでした。

 

まとめ

今回のトークセッションでは、ネオキャリア西澤社長・GTN後藤社長による、実際に外国人と日本企業を繋げてきた企業ならではの視点からの貴重なお話を聞くことができました。また私自身にとっても、「外国人とともに働く」ということの現状、課題、本質にについて改めて考えさせられる非常に良い機会となりました。

日本は今や少子高齢化、深刻な人手不足の状態。そんな中、外国人の手を借りずに経済を回していくことはほぼ不可能となってきています。今後は、「外国人に選ばれる」企業となることが、この日本で企業として生き残っていくために必須となる日も近いでしょう。日本人と外国人。いま、両者の歩み寄りが求められているのかもしれません。

また、外国人が日本で就労するためには、ビザの取得が必須となります。私自身も、今回のトークセッションをうけて、「外国人と日本人が手を取り合って生きていく社会の実現のため、行政書士として外国人のビザ取得のお手伝いに尽力していきたい」と改めて感じました。

 

最後に

行政書士法人jinjerでは、外国人のビザ取得を代行しております。

外国人採用をお考えの企業様、外国人人材の紹介会社様、日本企業に就職する予定の外国人の方、どなたでもお気軽にご連絡ください!

経験豊富な行政書士達が、ビザ取得までをサポートいたします。

(リンクはこちらから)

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投稿者について
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細田 加苗

1996年生まれ。埼玉県川越市出身。2018年 慶應義塾大学法学部政治学科卒。大学時代は国際社会学ゼミに所属し、外国につながる子どものための学習支援教室の運営に関わる。新卒で総合法律事務所に入所し、弁護士秘書として勤務しながらも、自ら直接的に社会に貢献できる行政書士の仕事に魅力を感じ、資格取得のための勉強を開始。2018年度行政書士試験に合格し、2019年行政書士法人jinjerに入職。東京都行政書士会新宿支部所属。趣味はダンス、フルート、お酒。