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日本から短時間のフライトで行ける海外

公開日:2023.05.31

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2020年から始まった新型コロナウイルスによる長い自粛生活が終わり、マスクの有無やワクチンの接種回数を気にせず自由に海外旅行が楽しめるようになりました。
5月のニュースではパスポートセンターが混雑していると報じられており、海外旅行を待ちわびていた日本人が多くいることが分かりました。
しかし、海外旅行に行きたくても高所恐怖症や閉所恐怖症で飛行機が苦手…という方も中にはいらっしゃるかと思います。私もその1人で、海外旅行には興味があるものの飛行機が苦手なので、どこなら行けるだろうと地図アプリを見ながら考えることがあります。

そこで、成田国際空港・羽田空港から短時間で行ける海外の都市について、所要時間と観光地の情報を合わせて紹介します!
※直行便が現在就航していない都市も紹介しています

韓国

気軽に行ける海外として、老若男女問わず非常に人気の高い国です。
日本と街並みが似ていて、海外でありながら比較的日本語が通じることもあって、初めて行った海外は韓国だという方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?

成田国際空港から首都ソウルに程近い韓国最大の空港である仁川国際空港までは2時間35分(日本航空)で到着しますが、福岡空港から仁川国際空港まではそれよりも短い1時間30分(ティーウェイ航空・ジンエアー)で到着します。また、日本と韓国を結ぶ路線は数多く発着しているので、日帰りでも十分に楽しむことが可能です。
首都のソウルではショッピングや韓国グルメを楽しむのはもちろんのこと、人気ドラマのロケ地巡りや朝鮮王朝の歴史を楽しむ旅など、ソウルとその周辺の観光を何度も楽しむリピーターも多くいます。

成田国際空港から2時間30分(日本航空)で行ける韓国南部・釜山に位置する金海国際空港は、福岡空港からだとなんと55分(大韓航空)で行けます。福岡―釜山(金海)便は、日本から出ている最もフライト時間が短い国際線です。
釜山は韓国最大の港湾都市で、リゾート地として知られています。飛行機以外にも、下関や福岡、対馬の各港からフェリーで訪れることも可能です。美しい海を眺めるスポットやビーチでの海水浴といった海に関連する観光のほか、おしゃれなカフェ巡りなどの観光ができるのが特徴です。

中国

こちらも日本から地理的に近い国です。
あまり日本から中国へ観光に行くという話は多く耳にしないので、日本人のイメージからすると中国人観光客に日本が人気という印象の方が強いかもしれません。
以下に挙げる中国の都市は、日本から比較的短時間で行くことが可能です。

成田国際空港から最も近い中国の都市は、中国北部に位置するハルビンです。
成田国際空港からハルビン太平国際空港は2時間40分(中国南方航空)で到着します。最短のフライト時間の場合は、先ほど紹介した仁川国際空港への所要時間とほぼ同じです。
ハルビンはロシアと地理的に近く、ロシアの支配下にあった歴史的経緯もあってアジアでありながらヨーロッパの文化が色濃く残る都市です。「極東のパリ」と呼ばれる異国情緒溢れる美しい街並みが楽しめ、ロシアのお土産も購入できるそうです。また、冬に開催される「ハルビン氷祭り」は札幌の雪まつり・ケベック雪祭り・オスロ雪祭りと並んで、世界四大氷雪祭の一つで、毎年多くの観光客で賑わっています。

また、上海も成田国際空港から3時間(春秋航空・中国東方航空)、羽田空港から3時間30分(日本航空)で到着するほか、地理的に近い福岡空港からだと1時間40分(中国東方航空・中国国際航空)で到着する日本からかなり近い都市の1つです。
上海には外灘と呼ばれる上海の街の象徴的な人気夜景スポットをはじめ、上海ディズニーランド、運河と古くからの街並みが楽しめる朱家角鎮などの観光地があり、近代的な中国・歴史ある中国のどちらも堪能できる都市です。

中国は国土が広く、同じ中国国内であっても成都(所要時間:6時間30分・全日空)や広州(所要時間:5時間30分・日本航空)のように中距離のフライトとなる地域もあります。

ロシア

ロシアというと遠いイメージがあるかもしれませんが、実はロシアの極東と呼ばれる地域にあるユジノサハリンスクやウラジオストクは日本からかなり近く、成田国際空港から短時間で行ける海外の上位2都市はなんとロシアなのです。

ユジノサハリンスクは成田国際空港から最も短時間で行ける海外で、成田国際空港からユジノサハリンスク空港までは2時間(ウラジオストク航空)で到着します。また、新千歳空港からであれば羽田空港に行くまでと同じくらいの所要時間である1時間30分(ウラル航空)で到着します。
この地域は元々日本領ということもあって、観光をしていると日本が統治していた時代の歴史を感じられる場面が多くあるようです。

また、同じく極東にあるウラジオストクはユジノサハリンスクの次に短時間で行ける海外で、こちらは成田空港から2時間15分(オーロラ航空)で到着します。この街には、モスクワから続くシベリア鉄道の終着駅で1893年に竣工された立派駅舎・ウラジオストク駅をはじめとするヨーロッパらしい建物が数多く立ち並ぶ都市で、長距離フライトに乗らずとも日本ではなかなか楽しむことのできないヨーロッパを楽しめる都市として、新型コロナウイルス以前は多くの日本人が訪れていた都市です。

ロシア国内であっても、短時間の直行便で行けるのは上記2都市のほか、ハバロフスク(所要時間:2時間55分・S7航空)といった極東の都市に限られます。首都のモスクワはロシア西部に位置するため、モスクワへのフライトは10時間以上の長距離フライトに分類されます。

さいごに

今回は、成田国際空港や羽田空港を基準に短時間のフライトで行ける3か国を紹介しましたが、台湾・グアム・サイパンなども日本から比較的短時間のフライトで気軽に行ける海外として知られている地域で、数多くの日本人観光客が訪れている都市です。

次回の記事では、長距離フライトで行ける海外について紹介します。

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