2016年11月8日発行、中川淳著『経営とデザインの幸せな関係』(日系BP社)。
「会社の現状把握」から「ブランドの組み立て」「コミュニケーション設計」「流通への働きかけ」まで中川政七商店のメソッドを初めて全公開! !日本初・ものづくり企業のためのブランディング×デザイン×経営の教科書。
(本書帯より)
【著者紹介】
1974年生まれ。京都大学法学部卒業後、2000年富士通株式会社入社。2002年に株式会社中川政七商店に入社し、2008年に十三代社長に就任。「日本の工芸を元気にする! 」というビジョンのもと、業界特化型の経営コンサルティング事業を開始。
<主な内容>
1 会社を診断する
2 ブランドをつくる
3 商品をつくる
4 コミュニケーションを設計する
5 対談:嶋 浩一郎(博報堂ケトル 代表取締役社長)× 中川 淳
第1章から第4章までは、非常にわかりやすく説明してあり、読みやすい内容となっています。
第5章の対談の部分が個人的には興味深かった箇所です。コミュニケーションの設計との関係で、隠れた欲望や不満といったインサイトの発見について記載されています。
この中で、よく話題に出る、「first 10-digit prime found in consecutive digits of e (自然対数の底”e”の中で最初に出てくる連続した10桁の素数)」.comを掲示したgoogleの採用についての話や本屋大賞の話が出てきます。