【番外編】fitbitでdiet ジムに通わずジョギングもせず58日で5.8kgのダイエットに成功した、とあるふつうの勤め人の話|起業サプリジャーナル

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【番外編】fitbitでdiet ジムに通わずジョギングもせず58日で5.8kgのダイエットに成功した、とあるふつうの勤め人の話

公開日:2017.03.28

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起業家に最も必要なもの

これまで30人以上の起業家の方々を取材して思ったのは、起業家にまず何よりも必要なのは体力であるということだ。
換言すれば、起業家がまず何よりも気を遣わなければならないのは、自身の健康であると思う。起業家の代わりは、その起業家以外の誰にも務まらないのだから。

ということで、特に起業を目指す方々の健康を喚起する趣旨で、番外編としてこんな記事を書いてみた。

 

まえがきとして

「明日までに体重を100g減らして下さい」
その気になれば、ほとんどの人は実現できるだろう。

では「10日で1kg」ならどうだろう。「50日で5kg」なら?
日数が増えれば増えるほど、減量のハードルは上がることになる。

本記事は、58日で5.8kgのダイエットに成功した実話である。
タイトル通り、ジムにも通っていないしジョギングもしていない。
ふつうの勤め人がふつうの暮らしを維持しながら体重を絞った、というだけの話だ。

ゆえに、医学的根拠にも科学的知見にも基づいていない記事であることはご了解いただきたい。なお、被験体である筆者の身長は176.2cm、ダイエット開始時の体重は75.8kgであった。

 

ダイエット成功の客観的要因

結論から書こう。

  1. 原則として、夜は糖質を摂取しない。
  2. 原則として、間食をしない。
  3. 甘い飲料は摂取しない。
  4. なるべく歩くようにする。
  5. fitbitの数値を毎日記録する
  6. 毎日就寝前に体重計に乗って各数値を記録する

以下、各項目について補足する。

 

原則として、夜は糖質を摂取しない。

「原則として」と付記してあるのは、飲み会などの「例外」を許容する趣旨だ。
以前はどれだけ遅く帰宅しようとも、炊きたての白飯を少なくとも1合(+おかず)は摂取していたが、まずはこの白飯を断つことにした。
白飯ありきの食生活が習慣化していたため、当初は非常に物足りず、違和感を覚えたが、じきにそれにも慣れていった。
ちなみに、夜によく摂取した食品としては、肉、とうふ、葉もの野菜全般、きのこである。

 

原則として、間食をしない。

ここにも「原則として」が付記されている。

やるからには決めたルールは守りたい。だが、あまりに厳しいルールを設定しても、守れる自信がない。そこで、少しだけ「例外」という逃げ道を作り、「どうしてもどうしても間食がしたい場合」のみ、それを許容することにした。
結果として、その例外が発動したのは、58日間で5回未満であった。

 

甘い飲料は摂取しない。

ときどき摂取していた微糖の缶コーヒーや炭酸飲料を飲むことを一切止めた。

 

なるべく歩くようにする。

ダイエットを始めた時期は、ちょうどタイミングのいいことに、外へ取材に行くことが多かった。
そこで、業務時間の大幅なロスにならない範囲で、取材帰りはなるべく歩くことにした。

取材帰りに歩いた一例として、原宿~新宿(2駅・3km・30分)、中目黒~渋谷(2駅・2km・20分)など。また、休日に歩いた一例としては、新宿~御茶ノ水(6km・1時間10分)、新宿~練馬(8.5km・1時間50分)、武蔵小杉~渋谷(11.5km・2時間20分)などがある。
特に都心は、いろんなお店や立派な建物等、目移りする風景に溢れているため歩きやすい、というのはポイントだったかもしれない。

 

毎日記録(fitbit、体重計)する。

fitbitとは、スマホアプリとウェアラブルデバイスが連動し、毎日の運動、睡眠、食事などの管理ができるツールである。
私が持っているバージョンは実に多くの項目の記録をできるのだが、とりあえずは歩数、歩行距離、消費カロリー(覚醒時)の3項目に絞って、これらを毎日記録することにした。

体重計は、体重の他、体脂肪率・内臓脂肪レベル・骨格筋率・体年齢・基礎代謝・BMIが計れるものを準備し、これらを就寝前に記録することにした。

 

以下は記録したスプレッドシートの一部だ。表示外だが、毎食の内容も全て記録してある。

 

食べたものを記録していくだけでやせる、という「レコーディングダイエット」という手法があるそうだ。
たしかに、食べたものでも体重でも歩行距離でも、記録するという行為はダイエットに効果的かもしれない。ダイエットを意識している限りは、前日食べたものが明らかに多くて体重が増えたことが記録上明白だと自制心が働くものだし、前日より体重が減っていれば、ダイエットのモチベーションが上がるからだ。
何事もデータを視認することは大事であるようだ。

 

ダイエット成功の主観的要因

これも結論から書くと、高いモチベーションが保てたから、ということに尽きる。

そもそも私がダイエットを始められたのは、部署の同僚たちが私にfitbitを誕生日プレゼントとして贈ってくれたからである。
人が何かを始める、続けるとき、そこにはいろんなモチベーションの保ち方がある。私にとって最もモチベーションを保つ方法は、「他者の期待を裏切りたくない」という思いを持つことだ。
入社して3ヶ月にも満たない誕生日当時、業務上それほど密に関わるわけでもない「オールドルーキー」のために若者たちがお金を出し合って、決して安価ではないであろうデバイスを贈ってくれたのだ。そんな状況で彼らに「ダイエットできてません」なんて、口が裂けても言いたくなかった。
仕事が遅くなり真夜中にラーメンが食べたくなった日もあったが、彼らの顔を思い浮かべると、ラーメン屋の暖簾をくぐることは憚られた。

もしこのfitbitが自分で購入したものであれば、私のダイエットは成功していたかどうかはわからない。

 

モチベーション

筆者が所属する株式会社ネオキャリアには、同僚の誕生日を祝うという文化がある。
部署によってお祝いの方法はさまざまだが、夕刻になると、ロウソクに火のついたバースデーケーキを持った社員がどこからともなく現れ、誕生日を迎えた社員の周りが拍手に包まれる、という光景を私は何度となく目にしている。
また、社長名義のバースデーカードも社員の下に届く。

思うに、順調な組織か否かのバロメーターの1つは、「その組織に所属するどれだけ多くの者が高い帰属意識を有しているか」という点にある。つまり、組織が、上司が、同僚が、部下が、他のメンバーのことをどれだけ尊重できているか、ということである。
一介のメンバーを大事にできない組織は、おそらく組織外の人も大事にできない。一介の社員を大事にできない会社は、たぶん顧客を大事に思えない。
我々が取材をしたうちの数少なくない起業家の方々が「まず何よりも一緒に働くメンバーを大事にしたい」と語っていたことからも、私見はそれほど的外れではないのではないかと考えてる。

 

仕事であれダイエットであれ、モチベーションの高低は業務効率や成果を大きく左右する。
1人で立ち上げた会社でも、いつかは2人目3人目のメンバーが加わることになるかもしれない。起業家は、自身のモチベーションを高めると同時に、共に働くメンバーのモチベーションを高める方法についても把握しておく必要があるだろう。

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