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ブラックな求人票を出さないために注意する5つのポイント

公開日:2016.12.06

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会社が求人募集を出す際、絶対に避けたいのは求職者から「この会社はブラック企業かもしれない」と思われてしまうことです。
最近は求職者も応募先がブラック企業でないかどうかはしっかりチェックしていますから、求人票にちょっとでも怪しい記載があるとその求人には応募してもらえない可能性が大です。

そこで今回は、ブラックな求人票を出さないために注意したい5つのポイントをご紹介します。

 

ブラックな求人票を出さないために注意したい5つのポイント

(1)雇用形態

求職者がまず気にするのは求人が「正社員」であるかどうかです。
契約社員での募集だと、「途中で契約を打ち切られるんじゃ・・・」と思われて敬遠されることが多いです。しっかり採用を行うつもりなのであれば、「正社員」で求人を出すことをお勧めします。

 

(2)勤務時間

仕事を選ぶ上で、求職者は働く時間も重要視します。月の残業時間の目安が明示できれば、求職者側もどの位働くことになるのかが分かるため安心します。
また、そもそも所定(定時)の労働時間は原則として1日8時間と労働基準法で決められていますから、求人票で定時の勤務時間が9時〜19時まで(1時間休憩であっても9時間労働)などと表示するのは論外です。

 

(3)月給や年収

当然、求職者は月収や年収の高い求人に対し、優先的に応募します。毎月の給与が多い求人にはついつい目がいってしまうものです。

ただし、この金額を吊り上げるために実際以上の金額にしたり、残業代込みの金額にしたりして見かけ上収入額を高く見せるのはお勧めできません。
特に基本給に残業代が込みになっている場合、実際はともかく、求職者側からすれば「本来の基本給と残業代との内訳が分からない」と思われたり、「込みになっている時間以上の残業をしても残業代は支払われないのでは・・・」と勘繰られたりして応募を敬遠されることが最近増えてきています。

 

(4)休日や休暇の日数

シフト勤務でない限り、多くの会社は土日祝日が休みですから、貴社の求人がそうなっていない場合、休日数の点で他社に比べると見劣りしてしまいます。
残念ながら現在の新卒・中途採用は完全なる売り手市場ですので、好き好んで条件の悪い会社に応募しようと思う求職者は皆無でしょう。土日祝日を出勤としている会社はこれを機に、「本当に土日に社員を働かせる必要があるのか」を真剣に考えるべきでしょう。

 

(5)福利厚生

大企業のように豊富な福利厚生は用意できなくても、交通費全額支給、社会保険完備は福利厚生の最低ラインといえます。
そもそも法人であれば、フルタイムで働く社員を必ず社会保険に加入させる義務がありますから、仮に社保完備でないと求人票に記載するのは「法律を守っていないブラック企業です!」とアピールしているのと同じです。

 

 

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松永大輝

早稲田大学教育学部卒。在学中に社労士試験に合格し、大手社労士法人に新卒入社。上場企業からベンチャー企業まで約10社ほどの顧問先を担当。約3年間の勤務後、IT系のベンチャー企業に人事担当者として転職し、採用・労務など人事業務全般を担当。また、上記と並行して大手通信教育学校の社労士講座講師として講義サポートやテキスト執筆・校正などを担当。現在は保有資格(社会保険労務士、AFP、産業カウンセラー)を活かしながらフリーランスの人事として複数の企業から採用などの実務を受注するかたわら、講師、Webライターなど幅広く活動中。 半年で社労士試験に合格する!( リンク先 http://sharousisiken.info/wp/)

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