ID・パスワードから日本を開放して、もっとストレスなく、企業活動がしやすい日本社会を。クラウドサービスの法人向け認証サービス「CloudGate UNO(ウノ)」株式会社インターナショナルシステムリサーチ メンデス・ラウル【起業インタビュー139回目】|起業サプリジャーナル

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ID・パスワードから日本を開放して、もっとストレスなく、企業活動がしやすい日本社会を。クラウドサービスの法人向け認証サービス「CloudGate UNO(ウノ)」株式会社インターナショナルシステムリサーチ メンデス・ラウル【起業インタビュー139回目】

公開日:2020.05.18

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テレワークの浸透によって、企業で進む業務ツールのクラウド化。働く場所を問わない、新しい働き方を支援する便利なツールの裏に、企業はアクセス環境によって狙われるセキュリティの問題やツールが増えることでパスワード管理が複雑になるといった課題を抱えている。今回は、そんな組織内で増えるクラウドの課題を解決する管理プラットフォーム「CloudGate UNO」と、そのファウンダーである起業家メンデス・ラウル氏にお話を伺いました。

 

プロフィール(株式会社インターナショナルシステムリサーチ 代表取締役 メンデス・ラウル氏)

アメリカ海軍大学院大学の数学科助教授、リクルートスーパーコンピュータ研究所所長を経て、1993年9月にスーパーコンピュータ活用のコンサルティング会社として、同社を設立。

南米コロンビアで生まれ育ち、アメリカのカリフォルニア大学バークレー校応用数学の博士課程(Ph.D.)を修了後、アメリカ海軍大学院大学(Naval Postgraduate School)の数学科助教授として、スーパーコンピュータを用いて流体解析の計算を手がける。

同様の研究をしていた日本の宇宙科学研究所の研究者に論文が見出され、当時の日立製作所や富士通、NECが開発したスーパーコンピュータの性能試験をしてほしいと依頼されたのを機に初来日。以来、流体解析のコードで性能比較テストを行い、1987年、スーパーコンピュータの時間貸しビジネスを始めたリクルートに「リクルートスーパーコンピュータ研究所」の所長として入社し、その後取締役に就任した。

1993年、スーパーコンピュータ活用のコンサルティング会社として、株式会社インターナショナルシステムリサーチ(ISR)を設立。2007年、Googleのパートナー企業に認定され、2008年からISRの主サービスとなる「CloudGate」の提供を開始、2008年からGoogle Appsのシングルサインオン(SSO)サービスとして展開を始めた。「CloudGate」は1,600社80万ユーザー(2019年9月末時点)に利用されている。

 

株式会社インターナショナルシステムリサーチについて

ー 事業内容について、教えて下さい。

クラウドサービスの法人向け認証サービス「CloudGate UNO(クラウドゲートウノ)」の企画・開発・運営を行っています。

 

ー 「CloudGate UNO」とは、どんなサービスなのでしょうか?

CloudGate UNOは、複数のクラウドサービスのサインオンをまとめるシングルサインオン(※)と、クラウドサービスへアクセスする際のセキュリティ対策として、アクセス制限・サインオン認証強化を提供し、企業のクラウド運用効率化をサポートするサービスです。既に大手企業をはじめとした1,600社に導入を頂いており、計80万人のユーザーに利用を頂いています。特徴としては、大きく3つあります。

  • クラウドサービスの利便性を損なわずに よりセキュアで安全に使用することが可能
  • シングルサインオンによる、サインオン/パスワード管理の簡素化
  • 計100を超えるクラウドサービスへの対応

※ 複数のWebサービスやアプリケーションのサインオンを、一つのID/パスワードを入力して完結する仕組みのこと

ー 実際、利用する企業はどんなニーズがあって、このサービスを使うのでしょうか?

例えば、G SuiteやOffice365、Slack、Salesforceなど、ここ数年の間に、私たちの業務には多くのクラウドサービスが浸透してきました。そして、直近ではコロナウィルスの影響によるリモートワークの導入もあり、企業のクラウドサービスの普及は更に加速している状況です。クラウドの普及によって受ける恩恵の反面、企業は2つのリスクと対峙しなければならなくなっています。

1.煩雑化するパスワードの管理

2.セキュリティ面の強化・管理

まず、一つ目の「パスワード管理の煩雑化」ですが、使うサービスが増えるごとに社員に割り当てるパスワードも増えていくので、非常に管理が煩雑化してきています。弊社では、それをシングルサインオン、つまり、一つのID/パスワードを入力すれば組織内で使う全てのクラウドサービスにサインオン出来る様、対応しています。

そして、二つ目の「セキュリティ面の強化・管理」ですが、クラウドの普及によって外出先での接続や、直近ではリモートワークによって、自宅から社内ツールにサインオン出来る様になるなどといった恩恵を受ける反面、企業はセキュリティ面の強化を並行して考えなければなりません。社員一人一人の接続先が違った場合、その分外部からのアクセスされるリスクも考えなければなりません。CloudGate UNOでは、固定のIPアドレスに紐づいてアクセスを許可することや端末に制限をかけるなど多角的な面から外部アクセスを防ぐ機能を設けて、それらのリスクに対応しています。

実際に在宅勤務をさせたいがセキュリティ面の課題が拭えずに、リモートワークの導入に踏み切れない企業の話は、現場でもよく耳にします。

 

ー なるほど。企業のクラウドサービス普及の背景には、そういった課題もあったんですね。

 

「正直、アメリカに戻るよりは“イージー”だと思いました」サービス立ち上げ・起業の秘話に迫る。

ー 「CloudGate UNO」は、どの様にして生まれたサービスなのでしょうか?

立ち上げ当初の事業は、スーパーコンピュータ活用のコンサルティングをしていました。そこから2007年にGoogle Appsという、現在のG Suiteの前進にあたるサービスがGoogleから発表があり、当時それを使った私は思わず「素晴らしい!」と叫ぶほどに感動し、すぐにその利便性を自社の企業活動にも取り入れました。そして、同年の12月には企業向けの「Google Apps Premier Edition」がリリースされるのですが、それには企業がセキュアに利用するには不可欠のアクセスコントロール機能がつけられていなかったのです。

そこで私は、当時既に完成していたシングルサインオン(SSO)によるアクセスコントロール機能をつけられるようにすれば、もっと利用者が増えるに違いないと考えたのです。

 

ー 当時からクラウドサービスの便利さと、そのリスクの両面を感じていたんですね。

はい。そこから、当時3名だった「Google Apps」の担当部署に会いにGoogleの日本法人を訪問し、その必要性を説きました。彼らも同じくアクセスコントロール機能の必要性は感じており、丁度開発を手がけるサードパーティーを探していたところだったのです。そこから担当者とともにシリコンバレーのGoogle本社にいき、プレゼンテーションをして、会社は正式なパートナー企業に認められ、「CloudGate UNO」の前進に当たるサービスをスタートしました。

 

ー なんと!すごい行動力とタイミングだったんですね。起業のスタートが、日本であることへの不安は無かったでしょうか?

正直、アメリカに戻るよりは“イージー”だと思いました。

私のキャリアを話せば、アメリカ海軍大学院大学の助教授を勤めた後、1987年にリクルートスーパーコンピュータ研究所所長として日本でのキャリアをスタートさせました。リクルートという、日本の中でも突出して挑戦意欲の高い組織にいた経験もあり、そのおかげもあって日本で働くことには大分適性はつきました。当時は、創業者の江副さんという素晴らしい起業家とも一緒に仕事ができたこともあり、とても充実した期間を過ごしていました。

実際、事業会社で働く経験はリクルートでの仕事が初めてだったので、今の私には日本での働き方の方がフィットしているんです(笑)日本への憧れや、一生懸命に働くこの国の文化的な側面に惹かれたこともあり、リクルートを退職後、そのまま日本で起業することを決意したんです。

 

今後について

ー 中長期的な展開についてお教え下さい。

まずは日本での上場を目指し、そこからアジア・アメリカといった海外展開を視野に入れています。

現在、企業活動における全てのインフラは「ID・パスワード」に基づいて管理されています。私たちは、そのID・パスワードから日本を開放して、もっとストレスなく、企業活動がしやすい日本社会を整備したいと思っています。直近のCloudGate UNOでは、指紋認証や生体認証など、もはやパスワードを使わずにシングルサインオンを実現する認証方法も導入しており、より安全にクラウドサービスを使える環境を整えています。

 

ー 最後に、記事内でお伝えしたいPR事項などあれば教えて下さい。

今、企業の働き方は転換期にあると感じています。リモートや在宅ワークを取り入れる前提で企業活動を行っていかなければならない時代に、クラウドサービスの導入とそれによるリスクは、隣り合わせで考えていかなければなりません。現在、リモートワークを導入しつつもそのリスクを懸念されている企業や、これからリモートワークを導入していきたいと考えている企業がいれば、是非お気軽に弊社にお問い合わせをください。

 

ー クラウドサービスの普及によって受けるメリットとデメリットは表裏一体の関係にあるんですね!とても勉強になりました。今日は有難うございます。

こちらこそ、ありがとうございます。

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カタヤマショウヘイ

カタヤマショウヘイ

新卒から約6年間、人材ベンチャーにて法人営業・キャリアコンサルタント、採用コンサルタントとして従事。専門領域は、中途採用全般。2016年にフリーランスとして独立。その他、専門領域として地域活性分野にも携わっており、現在は福岡に関するUIターン向けメディア「福岡移住計画」のディレクターとしても活動中。現在は、地元群馬を拠点に「半分農家・半分〇〇」といった形で仕事と場所に捉われず、活動を拡げています。

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