タレントやYouTuberを起用し、再生回数を伸ばすゲームの実況配信。今回取材をしたナオ株式会社では、一早くその領域に目をつけ、自社でも撮影スタジオを構え、運用チャンネルは7チャンネル。6年前から取り組んできた映像制作の実績は、計6,000本を超える。今回は、そんなナオ(株)を立ち上げた起業家 西尾氏にお話を伺いました。(写真は、同社でチャンネル運用をし、登録数42万人を超える「ゴージャス動画」のパネルと共に)
プロフィール(ナオ株式会社ニット 代表取締役 西尾敏夫氏)
平成13年 武蔵工業大学付属高校を卒業
平成15年 映像テクノアカデミアを卒業
平成18年 日本大学芸術学部を卒業
平成20年 ファイブゲート㈱へ入社
平成25年 ファイブゲート㈱取締役COOに就任
平成25年2月6日 ナオ株式会社を設立
平成25年6月3日 ゴー☆ジャス動画立ち上げ
現在に至る
ナオ株式会社について
ー 事業内容について、教えて下さい。
ゲーム領域特化した広告代理店と映像配信を軸に事業を展開しています。
広告代理店としては、新作ゲームのPR発表会やファン向けのオフ会や撮影会といったイベントプロモーションの企画からWebでのプロモーションまで幅広く対応しています。映像配信では、ゲーム専門のYouTubeチャンネルを立ち上げており、現在までに7本のYouTubeチャンネルを運営しています。
現在は、そういった弊社で持っているプロモーションに関するリソースを複合的に提供・支援するマーケティングサービス「NAO NAVI」も展開しています。
ー 動画やインフルエンサーマーケティングを活用したプロモーション支援を行うマーケティングサービス「NAO NAVI」とは、どんなサービスなのでしょうか?
・インフルエンサーマーケティング
・メディア配信/効果測定のCMS
・プランニング
・動画制作、LIVE配信〜運用まで
ゲーム領域に特化して、自社で持つプロモーションのノウハウを複合的に提供させて頂くサービスがNAO NAVIになります。
ー 広告代理店業や映像配信をやっている他社との優位性はどんなところにあるのでしょうか?
元々、事業のスタートはtoC向けのメディア運営からスタートしたこともあり、弊社では、C(Customor)に触れ合うコンテンツに特化したプロモーションを得意としています。現在でいうと、YouTubeやリアルイベントといったtoC向けのコンテンツを自社でも保有しており、動画配信に関しては、これまで計6,000本以上の映像を制作してきました。それに合わせて、自社で動画配信スタジオも持っているので、撮影〜配信〜運用までをワンストップで提供できるのも弊社の強みですね。
IT未経験で入社。誰よりもハードワークして、結果を残すことにこだわり、起業へ。
ー 起業をされた経緯についても伺いたいのですが、いつ頃から起業を意識していたのでしょうか?
一番最初をたどれば、小学生くらいから「社長になりたい」とは考えていました。
ー 随分と早いですね!
元々両親が自営業だったこともあるかもしれませんが、私自身すごい遅刻癖を持っていまして。「遅刻することでイチイチ怒られたくないなあ」と思ったことが最初です(笑)
あとは、アイデアを考えたり形にするのも好きだったので、いつかは自分で・・と考えていましたね。
ー そこから、どの様にして起業に至ったのでしょう?
新卒2社目で入った会社が、ナオ(株)の親会社にあたるファイブゲートなのですが、最初はそこのアフィリエイト事業のカスタマーサポートとして業務をスタートさせました。そこから、セールスに移って、事業責任者・役員を経て、社内起業という形で29歳の時に、ナオ(株)を立ち上げました。
ー 社内起業をするにあたっては、割とすぐに「いいよ!」といった反応だったのでしょうか?
入社した時から「社長をやりたい」とは言い続けていたので、自分自身がそういう心づもりでいることは会社も認識していたと思います。ただ、それを納得させる材料が必要だったので、IT未経験から入った自分は、誰よりもハードワークをして、結果を残すことにこだわっていました。自分の「やりたい!」に有無を言わさず、納得してもらう為ですね(笑)
ー 事業ドメインについては、どの様にして決めたのでしょうか?
私自身の事業のつくり方は、今の世の中で何が起きているか?これからどうなっていきそうか?といったマーケティング視点で考えることが多いので、ゲームや映像配信といった事業に選定したのも、スマートフォンの普及やそれに伴うインターネット広告出稿のニーズの増加、4G回線の利用状況を見据えて、事業の領域を考えました。
今後について
ー 中長期的な展開についてお教え下さい。
直近では、コロナウィルスの影響が弊社のイベントプロモーションの方でも出ていたりと。色々なことが予測し難い状況ではありますが、その時代時代に合わせて、toBとtoCを結びつける事業を展開していきたいと考えています。新たなアドテクノロジーの開発によって、大きな面を取りにいくというより、小さい汗をかく仕事の中で弊社の特異性を出していきたいとは考えています。
ー 最後に、記事内でお伝えしたいPR事項などあれば教えて下さい。
これから5G回線も始まり、発信していくクリエイティブが“静的”から、どんどん“動的”に変化することが予想されています。その時に、オンラインでの配信の仕方が分からなかったり、そもそもそのナレッジが分からない・撮影機材がない、といった相談があれば、ゲーム業界に関わらず対応が可能ですので、是非ご相談を頂けたらと思います。弊社では、自社にスタジオを構えており、動画配信からCM制作まで一括して対応できるメンバーが揃っています。
ー コロナの影響もあって、リアルから映像配信に活路を見出そうとしている企業さんもきっと多いでしょうね!お困りな企業さんがいれば、是非お問い合わせ下さい。今日はありがとうございました。
こちらこそ、ありがとうございます。