「動物の幸せから人間の幸せをつくりたい」手づくりよりも健康的なドッグフードCoCo Gourmet (ココグルメ)株式会社バイオフィリア 岩橋洸太【起業インタビュー117回目】|起業サプリジャーナル

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「動物の幸せから人間の幸せをつくりたい」手づくりよりも健康的なドッグフードCoCo Gourmet (ココグルメ)株式会社バイオフィリア 岩橋洸太【起業インタビュー117回目】

公開日:2019.09.25

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まだ世間認知の少ない、おもしろい起業家を探すべく、常日頃情報収集に当たる編集部。いつもの様に、スタートアップの資金調達記事を眺める中で、一つの記事に目が止まる。【人間の食品並のこだわりドッグフードが届く「CoCo Gourmet」、運営は1800万円の調達も】。「え、ドッグフードでスタートアップ?」「それって市場あるの?」と様々な疑問が飛び交う中で、同社CEOの岩橋氏に早速取材をお願いすることにした。大手証券会社からペットフード × スタートアップの立ち上げ経緯、そしてこれからの展望について等、色々とお話を伺いました。

 

プロフィール(株式会社バイオフィリア 代表取締役CEO 岩橋洸太氏)

1989年生まれ。中学生時代に不幸な動物に対する問題意識を持つ様になる。2012年慶應義塾大学経済学部卒業。 同年SMBC日興証券株式会社入社、公開引受部に配属。4年半に渡って未上場企業の上場準備支援業務(公開引受業務)に従事。メイン担当者としてIPO3件、市場変更 1件の実績。2017年8月に株式会社バイオフィリアを設立し、代表取締役に就任。ペット業界にて、複数のサービスを立ち上げる。

 

株式会社バイオフィリアについて

ー 事業内容について、教えて下さい。

株式会社バイオフィリアでは、1. 全ての動物を幸せにする、2. 動物を憂う全ての人たちを幸せにする、3. 全ての人たちを動物と共に幸せにする、というミッションの元、現在は2つの事業を展開しています。

・飼い主向けアルバムアプリ「ぺっとる

・ドッグフードの定期購入サービス「CoCo Gourmet(ココ グルメ)

 

ー ドッグフードの定期購入サービス「CoCo Gourmet(ココ グルメ)」とは、どんなサービスなのでしょうか?

CoCo Gourmetは、世界でイチバン健康なドックフードを提供する定期購入サービスです。ちなみに、ドックフードと聞いて、どんなものを想像しますか?

 

ー 小さくて、乾燥した茶色いやつですかね。舌を出した犬のイラストが書いてある、大きい袋に入っている様な・・

そうですね。一般的に想像されるのは、カリカリに乾燥されたドライフードと呼ばれる形状のものだと思います。CoCo Gourmetは、そんな従来のドッグフードと比べ、大きく3つの特徴を持っています。

1つ目は、こだわりの製造方法による、栄養素の担保。

CoCo Gourmetは必要最低限の加熱で栄養素を逃さず、完成品をそのまま冷凍してお届けする「フレッシュフード」と呼ばれる形態で製品を製造をしています。見た目は缶詰に入っている様なウェットフードに近いですが、より色鮮やかで、栄養素を壊さずに製造されているのが特徴です。米国の調査では、市販で販売されているドライフードを食べるペットと、より手づくりに近いウェットフードを食べるペットでは、平均寿命に3年も差が出たという結果も出ているくらい、栄養素には違いが出てくる為、CoCo Gourmetでは、手づくりになるべく近い形で商品を作っています。

2つ目は、手づくりよりも健康的なドッグフード、という点。

手づくりが良いなら、手づくりフードを作れば良いじゃないか、という話になりますが、手づくり自体にもデメリットはあります。それは、栄養バランスの良い食事を作るのが難しいという点です。弊社では、それを獣医師・動物栄養学者の監修の元、開発しており、栄養素にも偏りのないペットフードを開発しています。現在、ペットフードにおける総合栄養食という認定基準も取得中です。

最後は、ヒューマングレード、安心・安全の確保です。

ペットフードにも安心・安全を心がけるべく、原材料は人が食べるものと一緒の食材を仕入れ、加工・配送にいたるまで、全て人が口にする食品と同じ衛生基準で製造しています。

 

ー 実際、ドッグフードは、どなたがつくっているんですか?

食品メーカーと提携してつくっています。

そのメーカーも、元々私達が口にする様な食品だけを作っていたメーカーです。その基準でCoCo Gourmetの製造もお願いしています。

 

ー 徹底した品質管理と拘りですね!じゃあ、これ私たちも普通に食べられるのですか?

食べられますよ!私は最近もっぱら「ココグルメ」しか食べていませんね。

 

ー 一同:(笑)

ー いや、それはむしろダメですよね!笑

まあ、冗談ですが(笑)

犬用なので、味は薄くつけてあり、素材そのものの味がして、人が食べるには少々物足りないですが、人が食べるにも全く問題ない原材料と工程で製造しています。

 

ー 一瞬ヒヤッとしましたが、CoCo Gourmetは、『人が食べられるドッグフード』、もっと言うと、『人が食べられるものを犬にも提供している』ということなんですね!

 

気になる「ペットフード」市場について

ー 国内のペットフード市場って、大体どれくらいあると言われているんですか?

業界全体で5,000億円程度といわれており、その内、CoCo Gourmetが位置する高価格帯のプレミアムフードと呼ばれる市場は約680億円です。これは年間4.2%くらいの割合で増加してきており、背景として、ペットを飼う頭数は減ってきているものの、1匹にかける金額(支出)は増加しているという傾向がプレミアムフード市場を底上げしている要因になっています。

 

ー ペットフードのスタートアップという会社自体、あまり国内事例で見かけなかったのですが、海外では既に先行事例など出てきているのでしょうか?

アメリカでは、4社ほど先行して立ち上がっている会社も出てきています。その内の1社であるThe Farmer’s Dog(ザ・ファーマーズ・ドッグ)という会社では、直近40億円の資金調達をするなんて事例も出ています。アメリカを見れば、非常に活況な市場にもなってきており、その先行事例もあり、私たちもこの市場でアクセルを踏む決意をしました。

 

初めはペットの殺処分を何とかしようとしたんです。

ー 起業をすること自体は、どれくらいのタイミングから考えていたのでしょうか?

大学生の時から何となくやりたいな、という意識は持っていました。ただ、その時は何の能力もノウハウも無かったので、初めは、どこの組織でも共通して必要なスキルである「金融」を学ぶ為、新卒で証券会社を選びます。そこで、たまたまIPOに関する部署に配属されることが出来たので、沢山の経営者の方と接点を持つことができたのと、そこから刺激をもらって、在職中に起業をしよう!と決意することができました。

 

ー なるほど。初めからペットフードに着目したのでしょうか?

いえ、最初はペットの殺処分を何とかしたいと思ったんです。

現在でも、ゆくゆくは解決したい課題として考えていることではあるのですが、当時それを解決する為の手法として考えたのは3つでした。

・ボランティアとして団体に関わっていく

・政治家になり、政策から変える

・ビジネスで解決する

それを根本から変えていく手段を考えた時に、最も最適で実現スピードが早いものは、お金の流れを使って、継続的な仕組みをつくる、ビジネスだ!と思い、起業をすることを選択しました。そこから、初めはペットの「流通」分野に着目し 業界の内側から変えるべく「ブリーダー直販のペット購入サイト」を手がけたのが最初の事業でしたが、事業としてうまくいった部分・いかない部分などあり、何度かピボットを重ね、現在のCoCo Gourmetの立ち上げに至ります。

 

そもそも、なぜドッグフード?「CoCo Gourmet」が出来た経緯に迫る

ー そこからドッグフードに事業ドメインが定まった背景については、何かキッカケがあったのでしょうか?

大きくは、2つあります。

一つ目は、ペットに対する支出の増加と、そもそも何十年も変化のないレガシーな構造になっている業界など、【事業環境の面】からチャンスがあるのでは?と感じた点。

二つ目は、【個人的な事情(私情)】にもなりますが、起業をしてから飼い犬を2頭病気で失っています。どちらも寿命で亡くなったのであれば、納得が出来たのですが、2頭とも同じ様な症状で、もっと自分にも出来ることがあったのでは?と思わされる様な突然の別れでした。そこから犬の生態について色々と調べていたところ、市販で売っているドッグフードには「負」の部分もあるということが分かったんです。

その2つが丁度同じタイミングで重なった時に、(あ、コレはやりたいな)と思いました。

 

ー なるほど。現在、市販で販売されているドッグフードが持っている「負」の部分って、例えばどんなことがあるんですか?

一つの例ですが、ペットフードの原材料には、本来人間が食べられない部材も入っていたりするんです(もちろん全てのフードがそうなっている訳ではありません)。そういった意味で、「透明性が担保されてない」ものもあるという事実があります。後は、一般的にペットフードといわれて皆さんがイメージする様な、カリカリのドライフードのものは、”保存性”や”利便性”に重点が置かれているので、高音・高圧で素材を圧縮させてつくる製法が取られています。その為、この過程で素材が持つ、栄養素などが失われてしまっており、ペットはそれを食事にしている、という事実もあるんです。

 

今後について

ー 中長期的な展開についてお教え下さい。

まずは、国内のペットフード市場の中で確固たる地位を築くのを、ここ2-3年以内でやっていきたいと考えています。その後は、海外も視野に入れた展開を考えおり、メイドインジャパンという品質の高さに裏打ちされるイメージを、ペットフードでも同様に展開していきたいと考えています。これが実現出来れば、ペットフードだけで5年間で1,000億円の規模まで拡大出来ると思っています。

個人的には、起業時の想いとしてあった「ペットの殺処分」という社会課題に対しても何かしらのアウトプットは出していきたいのですが、株式会社である以上、事業として成り立つのか?はシビアに見ていかなければいけないですし、そこにハマる形を今後模索をしていきたいと考えてはいます。弊社は、ペット × テクノロジーという観点ではなく、動物と人間が豊かに共存していく世界、アニマルウェルフェア(動物福祉)という観点でも、これから事業を拡大していきたいと考えています。伴侶動物だけではなく家畜動物の幸せも考えて、長期的には人間の食品市場も事業領域として展開していきたいです。

 

ー 最後に記事内でお伝えしたいPR事項などあれば教えてください。

私たちは「動物の幸せから人間の幸せをつくりたい」という想いの元、ペットにまつわる事業を展開しています。そういった想いに賛同いただける方がいれば、まずは気軽にお話が出来ればと思っています。

 

ー ペット好きの方は、是非ご連絡をお待ちしています!今日は有難うございました。

ありがとうございます。

 

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