「Make Tokyo an International City」在留外国人向けの人材総合サービスを通じて、日本に住む誰もに働く機会を提供する。株式会社エムティックホールディングス 杉原尚輔氏【起業インタビュー98回目】|起業サプリジャーナル

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「Make Tokyo an International City」在留外国人向けの人材総合サービスを通じて、日本に住む誰もに働く機会を提供する。株式会社エムティックホールディングス 杉原尚輔氏【起業インタビュー98回目】

公開日:2019.03.08

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2010年の1億2,806万人をピークにこれから減っていくと予想される日本の人口。その数は、2060年には8,674万人になるとも言われております(参照:内閣府 少子化対策キッズページ)。これから国籍や人種を問わずに働く世界が、よりリアルになってくるかと思いますが、現実社会ではまだその需要と供給にミスマッチが生じている様です。今回は、自らの体験により外国人採用に対するミスマッチに課題感を持ち、事業を立ち上げた起業家に話を聞きました。

 

 プロフィール(株式会社エムティックホールディングス 代表取締役 杉原尚輔氏)

1985(昭和60年)2月2日、東京都生まれ、東京育ち。五人兄弟の末っ子。幼児期、小学校時代は、野球、水泳、体操教室、塾、習字、ピアノ、キャンプクラブ、芸能クラブなど様々な習い事を行う。中学校、高校は野球に明け暮れる生活になる。佼成学園高等学校野球部では主将を務め、チームを牽引。 2008年慶應義塾大学経済学部卒。慶應義塾大学在学中に、国家公務員1種経済職全国14位の成績で合格。米国スタンフォード大学に研修経験あり。。2010年一橋公共政策大学院公共経済コース修了。 一橋公共政策大学院在学中にIBPグローバル留学プログラムの特待生として英国ウェストンミンスター大学へ留学。 一橋公共政策大学院修了後、2010年4月ドイツ証券営業本部に就職。営業として、20代で35歳以下、債券、株式営業でトップセールス、2016年上半期外貨債券営業部トップセールスになる。 2014年5月、以前より問題意識のあった英語教育事業で起業、ファンデミーキッズを設立。2016年4月外人バンクを設立。2016年7月より同社を創業。

 

株式会社エムティックホールディングスについて

> 事業内容について教えて下さい。

 

弊社では、外国人の方を対象とした職業紹介や人材派遣サービス「外人バンク」と、外国人採用に特化した求人サイト の2つのサービスを運営しています。

エムティックという社名は「Make Tokyo an International City」という言葉の頭文字から取っており、組織や事業を通じて、東京を国際都市にしていきたいといった想いが込められています。現在では東京に限定せず、「グローバル人材により良い生活を提供するために、世界最大の在留外国人向け就業・生活支援サービスを創る」と日本全体をグローバル化していきたいというビジョンも掲げています。

 

> 外国人の方を対象とした職業紹介や人材派遣サービス「外人バンク」の特徴を教えて下さい。

 

サービス名の通りですが、外国人に特化した人材サービスといった形で、現在日本に住む2万人弱の外国人に登録を頂いております。毎月約2,000人の方が新規で登録をしており、登録者はアジア圏を中心とした国の方が多くなっています。

 

> 「外人バンク」で対応出来るエリアや業種などは、どうなっているのでしょうか?

 

現在は、東京を中心とした一都三県がメインとなっています。

業種は、物流や製造業といったブルーカラー職種から、ホテルや介護といったサービス業への紹介・派遣を強みにしています。弊社で登録している人材は、日本語能力試験のN1(ネイティブレベル)からN5(日本に来たばかりのレベル)まで様々ですので、企業が求めるレベルの語学力を保有する人材の紹介が可能です。

 

実体験を通じて感じた、在留外国人の雇用環境における「需要」と「供給」ギャップ

> 起業されたきっかけについても伺いたいのですが、いつ頃から起業を意識していたのでしょうか?

 

起業をしたのは2016年ですが、2013年頃から起業を意識していました。

初めは前職に勤めながら、英語でダンスを教える「ファンデミーキッズ」というスクールを立ち上げました。

 

> 在職中から起業に向けて動いていたんですね。そこから本格的に起業に動いたのには、何かきっかけがあったのでしょうか?

 

ファンデミーキッズを運営していく中で、講師として応募をしてくれた一人のフィリピン人女性がいました。結果として、ファンデミーキッズの講師としての採用が出来なかったのですが、「働きたい」という熱意がとても強い方だったので、その方に紹介出来る仕事を一緒に探したんです。

その時に、そういった熱意ある在留外国人の方に向けて紹介出来る仕事の少なさと、そんな環境でも「働きたい」と思っている外国人が、実は日本には沢山いる、という現実を知りました。

当時から、この2つには大きなミスマッチが起きており、今後の社会背景を考えても、外国人の登用が必須になってくる日本においては解決しなければいけない「課題」だと強く感じたんです。

その時に、現在の外人バンクの構想を思いつきました。

今思えば、元々、私自身も留学をしていた経験や、前職が外資系企業にいた背景も踏まえて、国籍関係なく働いている人たちの世界に違和感なく接していた経緯もあって、現在の事業インスピレーションに繋がったのかな、と感じています。

 

> 会社を辞めることへの不安は無かったのでしょうか?

 

不安が無かったといえば、嘘になるかもしれませんが、とことん(自分がやるべきか?)を考えて起業を決意しました。その時は、他の事業案も頭にはあったのですが、やっぱり自分が向き合うべき課題はココだ!と決意して、起業をしました。「本当に自分がやるべきことなのか?」という自問自答を常に繰り返し、『それでも自分でやりたい』と思えたことが背中を押してくれました。

 

今後について

> 中長期的な展開についてお教え下さい

 

在留外国人の労働人口は2017年末時点で、130万人と言われていますが、毎年26万人ずつの増加する見込みで、2025年には300万人超になると思います。

今後も継続して、求人や仕事に関する情報を中心に、在留外国人向けの経済圏を事業を通じて作っていきたいと考えています。

長期的には、新興国に向けたサービスも展開していきたいと考えています。

 

> 記事内でお伝えしたいPR事項などもあれば最後に書きます

 

昨年リリースした外国人採用に特化した求人メディア「オールジョブスジャパン」というサービスがあります。もし外国人採用でお困りの企業様がいらしたら、是非お気軽にお問合せ下さい。こちらのサイトを見たと言って頂ければ、掲載1ヶ月間は無料とさせて頂きます。

合わせて、現在、弊社では下記職種の採用を、それぞれ1名ずつ行なっています。

・営業職

・キャリアコーディネーター

・オンラインマーケター

・エンジニア

国籍問わず、募集をしておりますので、もし興味のある方がいらしたら、こちらご連絡下さい!

 

> 多方面で積極的に採用をされるんですね!これからが楽しみです、今日は有難うございました。

 

ありがとうございます。

 

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