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「不安」を祝福しよう

公開日:2017.01.26

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起業家は不安でいっぱい

私たちは日々不安とともに生きている。

起業家や新しいチャレンジに向き合っている人なら、「本当に成功できるだろうか」「資金繰りがうまくいくだろうか」「今の仕事が急になくなったらどうしよう」等、挙げればキリがないだろう。

「不安ばかり感じている自分はダメなのではないか」と自分を責めたり、無意識に自分に対してマイナスの評価をしてしまうこともあるだろう。

「不安にフタをする」ことで駆け抜けていても、どこまでも不安はついてくる。多くの人は、「厄介な存在」と認識しているだろう。

不安は“お知らせ機能“

そもそも不安とは何だろうか。

教科書的に言うと「何かが気がかりで落ち着かない心の状態」を言う。

こう言う説明を聞くと、いかにも共に居たくないし悪者に聞こえる。

メンタル不調に繋がっていくことを想起して、引いてしまう人もいるだろう。

しかし慌てないでほしい。

見方を変えると、不安は私たちに備わっている「お知らせ機能」なのだ。

「自分にとって大事な物事、大きなチャレンジであること」を知らせてくれている。

お知らせの仕方が時に厄介なだけだ。

目覚まし時計なら音が出るだけだが、不安の場合は頭の中をグルグルと妄想(最悪の結果を何度も想像してしまう)が駆け巡ったり、頭痛や動悸、手足の感覚が鈍くなるなど何らかの身体反応が起こる。こればかりは、システムでいうところの仕様なので致し方ない。「お知らせ機能が働いている」そのことを認識しよう。

不安を祝福する

不安の大きさは、あなたのチャレンジの大きさに比例する。

ここでいうチャレンジの大きさとは必ずしも目指す売上規模や一般的な難易度ではなく、自分にとって大きなチャレンジかどうかだ。初めてのこと、苦手なこと、誰かを動かす必要があること等が挙げられる。

ここで大事な考え方をお伝えしたい。

「不安があるということは、自分が逃げずにその場所に立ち続けている、その道を歩き続けている証拠」でもあるのだ。

だからその不安は祝福に値するし、それだけ大きなチャレンジをしている自分もぜひ祝福してほしい。「そう言われても、不安な時に祝福するような気になれない。。。」と感じる人には、その不安を表現することをおすすめする。

具体的には、自分の頭の中だけで悩むのではなく書き出す(パソコンや携帯よりも手書きが良い)、人に話すといったことだ。表現することで、形のない存在だったものを客観的にとらえることができる。自分を俯瞰することにもつながるので、落ち着いてその状況を受け容れやすくなる。「その場所に立ち続けている自分、その道を歩き続けている自分」を感じ、祝福し、前に進んでほしい。

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投稿者について
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春幸佐藤

プロコーチと人事のパラレルキャリア。人事マネージャーとしてベンチャー企業~東証一部上場企業における制度構築、組織開発などを歴任。現在はエグゼクティブやマネージャー層を中心にコーチングを提供している。 http://satoharu.com

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