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高価な歯科矯正が従来費用の半額以下に!?業界に起こるプライス革命!株式会社Zenyum Japan伊藤祐【起業インタビュー194回目】

公開日:2022.08.17

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従来、高価であることやワイヤーの付く見た目から、受け手のハードルを上げていた歯科矯正を最大1/3の費用で受けられる世界を実現したシンガポール発のグローバルカンパニーの日本法人が2021年に誕生した。これまでは不透明だった費用と施術に、透明性を持たせた歯科矯正の黒船とも呼ぶべき、Zenyum Japan 伊藤氏にお話を伺いました。

 

 プロフィール(株式会社Zenyum Japan 代表取締役 伊藤祐氏)

2011年にコンサルタントとしてアクセンチュア株式会社に入社。シンガポール等でコンサルティングプロジェクトに従事した後、2016年にフロスト&サリバンジャパン株式会社に転職。シニアマネージャーとして各種コンサルティングプロジェクトのリード、セールス、トレーニング等に従事。2019年にはOYO Japan株式会社(現社名:Tabist株式会社)に転職し、全社戦略の策定および推進、営業戦略の立案と実行等を主導。現在はシンガポール発の歯科製品ブランド「Zenyum」の日本法人、株式会社Zenyum Japanの代表取締役社長兼CEOとして日本でのビジネス拡大を主導。

 

 株式会社Zenyum Japanについて

ー 事業内容について、教えて下さい。

株式会社Zenyum Japan(ゼニュムジャパン)は、シンガポールで設立されたスタートアップZenyumの日本法人になります。2018年設立ながら、既にグローバルでは世界9カ国・250名以上のメンバーを抱える企業となり、昨年2021年に私たち日本法人も立ち上がりました。グローバルとしては「Make Asia Smile More」というミッションをかかげ、歯に関する多くのプロダクトを展開しています。

 

現在、ジャパンでは歯科矯正費用が通常の半額以下になる、透明マウスピース「ZenyumClearゼニュムクリアー)」を主な事業として展開しています。

 

ー 歯科矯正が通常の半額以下で受けられるんですか?透明マウスピース「ZenyumClear(以下、ゼニュムクリアー)」について教えて下さい。

特徴としては、大きく3つございます。まずは、「価格」です。マウスピース矯正という手段を取ることで通常のワイヤー矯正に比べ、半額から最大1/3の費用で受けられる世界を実現しています。また、「見た目」の面でも透明マウスピースは、いわゆる矯正をしている見た目にならない点も女性やビジネスマンにとって嬉しいメリットかと思います。そして最後に、弊社では「矯正の経過観察をスマホアプリにて完結」します。写真を撮って頂き、その経過を観察→適切なマウスピースを処方するという流れを取っておりますので、歯医者にいく機会も従来に比べて少なくなっておりますので、忙しい方でもお受け頂けます。

 

ー 従来の歯科矯正って100万円前後かかるイメージでしたが、どうしてこんなに安くなるのでしょうか?

まず我々が対応しているのが、部分矯正と言われる軽中度の症例に特化した矯正になっています。上下奥歯2本以外の歯を動かす矯正になっているので、通常よりマウスピースの数や診療工数・期間を短くすることによって、大幅なコストダウンを実現します。ただ、実際上下20本の歯を動かすことになるので、かなり本格的な矯正に近い治療が行えるのも事実です。またビジネスモデル上、我々は直接カスタマーに提供するモデルでサービスを提供していますので、従来メーカー→歯医者→カスタマーの商流のなかで発生してたマージンも、弊社とカスタマー内で済むので、その分コストを下げた提供が出来ています。

 

ー なるほど!そういった仕組みだったんですね。ただ、実際に歯医者にいくことは発生するんですよね?従来の様なマージンをもらえない歯医者側には、どんなメリットがあるのでしょうか?

仰る通り。治療期間中に、提携の歯医者に行くことが発生します。勿論、弊社からも一部手数料を提携クリニックにはお支払いしていますが、それ以外に提供させて頂いているメリットとしては大きく2つあります。

 

1.新規顧客との接点の提供

2.マーケティングコストの削減

 

1と2は、どちらも連動する話ですが、弊社がユーザーを獲得するマーケティングコストを負担し、提携クリニックに患者様を送客するというメリットを提供しています。クリニックは、その後の定期検診やその他の治療で患者様と長い付き合いを築いていくという、新規患者の送客とLTVの観点から大きくメリットを感じてもらっています。

 

ー 歯医者さんとしては、新規顧客とのリードを獲得できるだけでも長い目でみたときのメリットは大きいんですね。

 

 0から生み出すのではなく、自らのスキルを活かし、知られざるグローバルサービスを国内に届けるという役割での独立。

ー ご自身で独立することの意識は、いつ頃から持っていたのでしょう?

私自身のキャリアのスタートはコンサルファームから始まり、そこからコンサルタントを約9年ほど経験し、事業会社への転職、そして現職という流れになります。コンサルティングという仕事を通じて、もっと本質的に会社の売上に寄与することや、自分自身でも責任を持って、社会にインパクトのあることや利益を残したいと考える様になったという経緯です。

 

ー その中で、今回グローバルカンパニーの日本法人・代表という立場を選ばれた経緯についても教えて下さい。

自身の自己分析をする中で、これまで世の中に無かったクリエイティブなものを0から生み出すタイプではないというのは理解をしていました。その中で、コンサルファームで培った経験や英語でのコミュニケーションなど、自分が持っているスキルを活かして、まだ日本で未開拓な海外企業をグロースさせるポジションもアリだなと考える様になったんです。

 

ー そこから親会社Zenyumとは、どの様にして出会ったのでしょう?

前職のOYOを経験した後、更なるスキルアップを目指し、海外MBAを取ろうと準備をしていましたが、リクルーターの方からDMをもらい、Zenyumの紹介と日本法人の代表取締役を探していると連絡をもらいました。MBAを取ってから挑戦したかったことが、MBAを取らずとも出来ることは私にとって、またとない機会でした。面接前には、自分自身でもリサーチや歯医者のインタビューを行い、まとめた資料をプレゼンし、現在の自分があるという経緯になっています。

 

ー なるほど、そういった経緯だったんですね。

 

 今後について

ー 中長期的な展開についてお教え下さい。

現在は、首都圏やその他一部の政令指定都市にてサービスを展開をしていますが、2〜3年以内に全国47都道府県にサービスの提供範囲を広げ、日本全国どこでもリーズナブルなマウスピース矯正が受けられる様にしたいです。世界的にみても歯に関するリテラシーが低いと言われている日本は、先進国内での歯並びの良さが最低レベルとも言われています。その中でも歯科矯正は多くの人が興味を持っている分野でもあると思うので、そこをリーズナブルな価格で提供することで、そこから次はホワイトニング、銀歯の代わりにジルコニアといった、もっと自分の歯に向き合う機会となっていけたら嬉しく思います。

 

歯の健康は、心の健康や身体の健康とも言われます。一見、優先順位を下げてしまいがちなところですが、実は私たちの心身の状態に関わるとても大事な分野です。まずは、透明マウスピースという安価な矯正を通じ、多くの日本人の笑顔を増やし、沢山の人にもっと自分の笑顔に自信を持ってもらえる様な世界をつくっていきたいです。

 

ー 最後に、記事内でお伝えしたいPR事項などもあれば教えて下さい。

マウスピース矯正を受けるか以前でお悩みされている方も多いと思います。弊社では、そんな方々に向けた無料診断公式ラインでの対応も行っていますので、是非お気軽にご利用頂けたらと思います。

 

ー 健康というと、どうしても直接的な健康面に意識がいきがちですが、ゼニュムを通じて歯の健康についても考える機会をもらえました!今日は、ありがとうございます。

こちらこそ、ありがとうございました。

 

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