『私たちの本音を伝えることに需要がある』という気づきが転機に。若者コンサルティングチーム、株式会社ネオレア 戎光璃氏【起業インタビュー155回目】|起業サプリジャーナル

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『私たちの本音を伝えることに需要がある』という気づきが転機に。若者コンサルティングチーム、株式会社ネオレア 戎光璃氏【起業インタビュー155回目】

公開日:2021.02.05

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「若者コンサル」という、中高生から大学生までを女性をターゲットにしたマーケティングリサーチとコンサルティングを得意とする株式会社ネオレア。「若者同士にしか分からない真のインサイトをリサーチ&提示していきたい」という、メンバー自身も「若者」当事者である同社の信憑性の高いデータに、企業からの相談も年々増えてきていると代表の戎(えびす)氏は話す。19歳から事業を展開し、今尚、現役の若者&女子大生である同氏にお話を伺いました。

 

 プロフィール(株式会社ネオレア 代表者  戎 光璃氏)

1998年生まれ。高校3年生からフリーランスとしての活動を始める。現在は大学に通いながら企画やマーケティングの勉強をし、令和元年には(株)ネオレアを設立。若者コンサル事業を中心に活動し、現在は2期目になる。

 

 株式会社ネオレアについて

ー 事業内容について、教えて下さい。

株式会社ネオレアは、女子学生を中心に構成された若者向けサービスの企画・コンサルティングチームです。私たち現役女子学生のネオレアが、リアルで等身大のインサイトを活かした若者コンサルを行います。

 

若者が求めていることを企業様に提案する「若者の翻訳者」の役割を担い、若者ゴコロをしっかりと掴めるサービス作りの支援をしています。

 

ー クライアントとなる企業からは、どういったお仕事の依頼がくるのでしょう。

ご依頼案件の例としては、商品企画を企業の企画者さんとご一緒に考えたり、最近だとイベント企画やSNSの運用まで幅広いです。基本的には新規事業など、事業の立ち上げ前のフェーズか、立ち上がり後の拡散〜バズを狙ったタイミングでのご依頼が多いですね。

一事例ですが、今度出す新商品のテーマカラーをピンクにしようと考えているとします。今の女子大生に刺さるピンクって、どんな色味のピンクだと思いますか?

 

ー うーん。分からないですが・・濃いピンクですかね?

実は女子大生をターゲットにした場合の、今のトレンドは”くすみがかった”ピンクです。ビビットなピンクは、私が中学生の時のトレンド色なので古い印象を持たれてしまう可能性があります。

今お伝えしたことはほんの一例ですが、弊社ではこういった事を、定性定量的な観点でお伝えさせて頂いて、企業の商品開発やサービス企画のサポートをさせて頂いています。

 

ー なるほど。確かに実際に企業が想定していることと、受け手である皆さんの好みの乖離は、少なからずありそうですね!

はい。実際に現場では、そういったことは数多く起きていまして、そういった企業と若者の間に立つ「翻訳者」的な立ち位置や、今のトレンド認知の最前線に立った情報をタイムリーに提供できることが強みにはなっています。

 

ー ターゲットなる若年層の女性は、どうやって集めているのでしょう?

コンサルティングや企画のメンバーは、弊社で〈主催イベントで2500万円売上げ〉〈上場前からメルカリにてグロースやCRMを担当〉〈Instagram5ヶ月間で10万人フォロワー〉などの、ビジネス経験や受賞経験のある方を中心に採用しています。普通の学生やインターンではないので、ビジネスサイドの知見でお話しが出来ることが強みです。

 

アンケートやヒアリング等は、自社で運用しているSNSのフォロワーが約3万人近くいることや、LINE@にも300人登録していただいているので、そこからの集客が多くなっています。

 

 「私たちの本音を伝えることに需要があるんだ!」という、気づきが転機に。

起業することの意識についてはいつ頃からお持ちだったのでしょうか?

起業をする1ヶ月前まで、自分が起業をするなんて思っていませんでした。

ですが、事業内容の若者コンサルの内容は大学1年生頃からしていました。

キッカケになったのは高校3年生の時に参加した、ある企業の高校生向けのニーズ調査でした。その時は、文房具メーカーから「高校生の間では、どんなことが流行っているの?」や「こういう文房具があったら使いたい?」といった内容を聞かれるヒアリング調査でしたが、その回に参加した私は『私たちの本音を話すことがこんなに需要があるんだ!』と驚きでした。

 

ー なるほど。そこに気づきがあったんですね!

はい。『私たちの本音を伝えることに需要がある』という気づきが、今の事業を始めたキッカケです。大学に入ってからは同世代を集めたイベントの企画なども行い、結果を残すことができたので、その経験をもとに”10代マーケター”という肩書きでSNSを初め、大学1年生の終わり頃にお仕事を受け始めました。

 

ー では大学一年生から、もうフリーで活動されていたんですね!すごい(驚)そこから本格的に法人化されたのは、何か経緯があったのでしょうか?

約3年間フリーランスとして活動をしていましたが、お仕事の依頼量も増えてきて一人では回せなくなったのでチームを作りました。

チームを作ってすぐに開催した女子大生の今のトレンドを語る「ワカモノ授業」というイベントを開催したところ、40社ほどの企業に参加を頂き、そこをキッカケによりお仕事が増えたんです。大手企業との仕事になると、やはり個人事業のままでは厳しいことや、売り上げを考えた時に法人の方が節税にもなることから、法人化することを決めました。

 

※当時開催した「ワカモノ授業」での一コマ。

 

 今後について

ー 中長期的な展開についてお教え下さい

現在は、中高生〜大学生の若者をターゲット層にしたコンサルティングを得意としていますが、U-25までなど世代を拡げていくことも考えています。

 

と言うのも、私自身、今年の3月で大学を卒業することだったり、弊社メンバーでも社会人になるメンバーが増えてきたこともあり、私たちメンバーの年代や属性も変化しています。世代の当事者であり、翻訳者であることを強みにしているネオレアですので、これからはU25の領域など、現在からステージをあげたユーザーの真のインサイトを企業様に提供出来る様に、今後は裾野を拡げていきたいと考えています。

 

ー 確かに!これから戎さんがその世代に上がっていくので、必然的にそこの当事者にも変化していきますね。最後に、記事内でお伝えしたいPR事項などあれば教えて下さい。

お家需要の影響もあり、現在企業様からSNSの運用相談を頂く機会が増えています。インスタグラムやツイッターなど、新しいユーザーとの接点や若年層の女性や若者をターゲットにしたコミュニケーションでお悩みがあれば、是非お気軽にご相談ください!

 

ー 本日は有難うございました!

こちらこそ、ありがとうございます!

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