着る人の数だけ「こだわり」がある。メンズファッションジャーナル「SHALE」代表 岡本啓太郎氏【起業インタビュー110回目】|起業サプリジャーナル

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着る人の数だけ「こだわり」がある。メンズファッションジャーナル「SHALE」代表 岡本啓太郎氏【起業インタビュー110回目】

公開日:2019.06.21

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プロフィール(メンズファッションジャーナル「SHALE」代表 岡本啓太郎氏)

慶應義塾大学 商学部4年。高校3年から、ウェブアプリを作る会社を立ち上げ、シリコンバレーに学生を送るプロジェクトで収益化。大学2年時に、SHALEの副代表とともに、学生最大規模のビジネスコンテスト「キャリアインカレ」で決勝進出。その後、レイスグループの⻑期インターンを経験、トップクラスの営業成績を収める。大学3年時にインターンサイト「infrA」にて新規事業のPMを務め、1ヶ月で 500人の新規ユーザーを獲得。その後、2019年5月4日にメンズファッションジャーナル「SHALE(シャレ)」をリリース。

 

メンズファッションジャーナル「SHALE(シャレ)」について

 

ー メンズファッションジャーナル「SHALE(シャレ)」とは?

 

SHALE は、10-20代のZ世代の男性を対象にしたファッションジャーナルです。

 

ー 形としてはWebメディアになるのかと思いますが、「ジャーナル」という言葉を使っているのには理由があるのでしょうか?

 

メディアというと、事実をまとめたものであったり、新規性の高い内容をニュースとして取り扱ったりといったイメージを持ちますが、私たちは服を着るときのこだわりや、ファッションに対する自分たちの考えを発信していることから、あえてメディアではなく、「ジャーナル」という言葉を使っています。

 

ー なるほど。ここではメディアと言ってしまいますが、、メディアの特徴についても教えて下さい。

 

一番の特徴は、一つの題目で複数のライターが記事を書いているところです。

例えば、通常メディアであれば「デニムジャケットを使ったコーディネート」といった内容では、一つの記事でしか正解を打ち出さないですが、SHALE の場合は、それを複数のライターの切り口から書いており、一つのコーディネートに対して、色々な見方・正解があるというのを表現しています。

 

ー 冒頭にZ世代をターゲットにしている、とお話を頂きましたが、なぜそこから「メンズ特化」にされたのでしょうか?

 

2つほど理由があります。

一つ目は、ビジネス的な理由で「ウィメンズ」に特化したファッションメディアには競合が非常に多いです。MERYやTRILLなど、思いつくだけでも幾つかのメディアがありますが、メンズ特化とした場合にそこで第一想起されるメディアが無かったことが理由として上げられます。二つ目は、自分自身の原体験として、「ファッションやお洒落をすることに苦手意識を持っていた」という経緯があって、現在に至るのですが、そういう人たちでも、これからファッションやお洒落を好きになる、きっかけが提供出来ればという理由からメンズに特化しました。

 

ー メンズメディアでも既に先行して幾つかメディア自体はあるかと思いますが、そういった競合にあたるメディアとの差別化は、どんなところにあるのでしょうか?

 

他のメディアでは、モデルに外国人を起用したり、180センチ以上ある高身長の日本人モデルを使ったりしているケースがありますが、それってほとんどの人が170センチ前後の日本人にとっては、参考にならないケースって、実は意外と多いですよね?

事実、私は身長163センチで、サイズとしてはXSが標準なのですが、運動をしていたので肩幅はXLくらいあるといった少し変わった体型なんです。例えば、そういったモデルの着こなしや、着方って従来のファッションメディアでは拾えていないと思うんです。SHALEでは、そんな一般的な人材がモデルであり、そのモデル自身がライターでもあること。それに加えて、流行や流れに合わせるのではなく、”服好き”がそれぞれの主観を発信していくことが従来のメンズメディアとの差別化になっています。

 

初めての起業は高校3年生から!?「自分の好きなものや、自分が心底愛せるものに挑戦し続けられる社会やムーブメントをつくっていきたい」と語る岡本氏

 

ー プロダクトを立ち上げた経緯についても伺いたいのですが、いつぐらいからこのサービスを考えていたのでしょうか?

 

実は高校3年生の時に、自分は初めて起業をしているのですが・・

 

ー え!高校生の時から、既に起業されていたんですか?

 

そうなんです。最初にやっていたことは、起業したい学生をシリコンバレーに連れていくプログラムの広告事業をやっていたのですが、「起業」という言葉自体が高校生にとってはハードルが高過ぎて、結果的にうまくいかなかったことと、そもそもそのフェーズで起業に興味を持ってくる人たちは、自分が何かしてあげなくても、勝手に自走するレベルの人材だったので、(自分がやることにあまり意味がないのでは?)と、考える様になったんです。

 

ー そもそも、そのタイミングでの起業は、どういったモチベーションから始まったのでしょうか?

 

私自身、学生時代はテニスにかけた18年間を過ごしてきて、そこで好きなことに没頭することの素晴らしさを学びました。全国ベスト8までいったり、結果もついてきていたのですが、一方で「プロになりたい」という目標や志向がない中で、(趣味にここまで命をかける意味は?)という、ある種の葛藤も同時に抱えていたんです。

そのタイミングで、同世代のシンガーソングライターを目指す子に出会うのですが、自分の夢とそれに向かう努力をダイレクトに結びつけて、それに向かって突き進む姿にとても感銘を受けたんです。『好きなことを頑張って、それを仕事に出来ることが一番カッコいい!』って思わせてくれたんです。

その時の実体験から、自分の好きなものや、自分が心底愛せるものに挑戦し続けられる社会やムーブメントをつくっていきたいと考えました。始めに立ち上げた起業も、正にそれを体現するものだったのですが、上位数%いるか・いないかの層に届けることではなく、もっと広く色んな層にその環境を提供出来ることをしようと思い、「服」という、皆んなが日々当たり前のようにやっていることで、その機会を提供しようと思い、SHALE の構想が生まれました。

 

※取材中、今日のコーディネートについても説明してくれた岡本さん。

 

ー なるほど!

 

服であれば、毎日着ますし。お洒落に意識の高くない人でも毎日違う服を着ますよね?少なくともそこには何かしらの自己表現も含まれているハズです。そこに「お洒落になった!」という成功体験や、自己肯定感の高まりから、次の新しいチャレンジのきっかけをファッションから提供出来るんじゃないかなと思ったんです。

 

ー 服をきっかけに、その人の次のチャレンジを応援していくんですね。現在、岡本さんは大学4年生とのことですが、就職されるか・起業するのかについては、どう考えていらっしゃるのでしょうか?

 

はい!何よりその体験が自分自身にもあったので、それを色んな人にも提供出来たら嬉しいです!

プロダクトに 外部から資金を入れて拡大していくかは、来年以降のタイミングでメディアとしてどれだけ伸びたか?と、その企業価値を判断して決めていきたいと思っています。

 

今後について

 

ー 中長期的な展開について教えて下さい

 

理想としては、メディアの拡大と共にライターにもファンがつく形を考えています。そこからは、ライターのレコンメンドをネットショプで購入が出来たり、ブランドとコラボしてSHALEと一緒に服をつくったり、服をつくるデザイナー側の育成など、SHALEの拡大に合わせた成長を考えています。

 

ー 最後に、記事内でお伝え出来るPR事項などもあれば教えてください。

 

現在SHALEでは、とにかく服にこだわりを持っているライターを探しています。未経験でも全然OKです。「服が好きでその想いを伝えたい!」という方がいれば、是非私のTwitterアカウント ( @KTRdes )までご連絡を下さい。

 

ー 服好きの方には楽しい環境でしょうね!今後の展開も楽しみです、今日は有難うございました。

 

ありがとうございます!

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