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起業家が社員を雇ったときに持つべき3つのマインド「勇気」「我慢」「感謝」

公開日:2018.04.16

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起業家は、起業した直後は、売上を立てて事業を軌道に乗せるため、それこそ「24時間365日」必死に働くことも珍しくないと思います。

そうやって、0から成果や信頼を築いていくことで、徐々に事業が安定していきます。

事業が安定してくると、さらに事業を拡大していくため、社員を雇用するステージに入ってきます。

 

社員を雇用するステージで必要な「マインド」がある

この社員を雇用するというステージに上がる際に、起業家が持たなければならない「マインド」が3つあります。これらの「マインド」を持つことができなければ、1人会社に戻るか、事業が崩壊してしまうかのどちらかに陥ってしまうと言っても過言ではないかもしれません。

では、「マインド」とは何なのかを、順番に説明をしていきたいと思います。

 

勇気

第1のマインドは「勇気」です。

 

1人会社の時は、自分がお客様に直接接して、お客様のニーズを直接聞き取ったり、クレームがあれば直ちに最善の対応をしたりすることができました。

しかし、会社を大きくしていくためには、現場の仕事を社員に任せていかなければなりません。

社員が無理なく顧客対応をできるよう、マニュアルを整備したり、社員教育を行ったりすることも重要ですが、そういった「仕組み」を整える以上に大切なことは、起業家が社員のことを信じて、任せる「勇気」を持つことです。

せっかく社員を雇用したのに、雑用的な仕事しかやらせなかったり、口では「任せる」と言いつつも、事細かに口出しをしたりしたら、社員は主体的に動いてくれませんし、顧客との窓口も、結局起業家本人が続けていかなければならなくなってしまいます。

そうなると、一定のところまでは耐えられますが、顧客数が一定以上になると、起業家1人の力では対応をすることが難しくなり、顧客数が増えれば増えるほど、1顧客あたりのサービスが低下するというジレンマに陥ってしまいます。

このジレンマを避けるためにも、起業家は事業を拡大していく気があるのなら、早い段階から、勇気をもって社員に仕事を全面的に任せていかなければなりません。

私の経験からも、社員を信頼して仕事を任せれば、社員も頑張って期待に応えてくれるものです。

 

我慢

第2のマインドは「我慢」です。

 

社員に仕事を任せると、起業家本人は、プレイヤーからマネージャー的な立場になるわけですが、自分が1人起業家としてバリバリやっていたときと比較をして、「私だったら今日中にあのメールに返信するのに」とか「私だったらもっとお客様の満足度が高まる文面でメールを作れるのに」と感じ、つい、社員の仕事に口を突っ込みたくなってしまいます。

確かに、社員よりも経験も多く、早朝も深夜も仕事をしようと思えばできる起業家本人からしたら、社員の仕事のスピードやクオリティを物足りなく感じることも少なからずあると思います。

しかし、社員は仕事ができる時間に制約があり、経験も起業家本人よりも少ないのですから、雇用したばかりの社員に、今すぐ自分と同じスピードやクオリティを求めることは非現実的です。

ですから、起業家は、100点満点中60点とか、70点といったところで、「及第点」のラインを引き、最終的には会社全体として100点を目指すにしても、まずは「及第点」を超えていれば良い、ということにしなければ社員は誰もついてきてくれなくなってしまいます。

私ならば、という気持ちを抑え、「及第点」に達していれば、それで良しとして、良い意味で「我慢」することが、社員を雇い始めた起業家には必要なことなのです。

もちろん、スピードが遅すぎたり、クオリティが低すぎたりしたらビジネスとして成り立たず、お客様は離れていってしまいますから、何点を「及第点」にするのかは、起業家が責任をもって決め、慎重に線引きをしなければならないことです。

 

感謝

第3のマインドは「感謝」です。

 

「経営者は給料を払っているのだから社員よりも偉い」という考えは完全に誤解です。会社を大きくしていくためには社員の力を借りることが必要不可欠なことですから、自分の会社で働いてくれている社員に感謝し、謙虚な気持ちを忘れないようにしたいものです。

労働基準法上、社員には退職の自由がありますから、社員は「この会社では働きたくない」と思ったら、原則としていつでも退職をすることができます。そのような中、退職することなく継続的に会社のために力を貸してくれる社員は、本当に「宝」として大切にしなければなりません。

確かに、望んでいるほどのスピードで成長してくれないとか、ミスが多いとか、経営者の目線から見て、物足りない社員もいるかもしれません。

しかし、それを「彼はダメだ」と決めつけたり、社員を個人攻撃したりしてはなりません。会社自体もまだまだ発展途上なのですから、「会社の業務フローが分かりにくいのではないか」とか、「ミスを防止する会社の仕組みが甘かったのではないか」とか、会社の問題として捉え、社員とともに会社も成長していくといった考え方をしなければ、仮に社員を入れ替えたとしても同じことの繰り返しになってしまいます。

社員が自分の会社で働いてくれていることに感謝し、トライ&エラーを繰り返しながらでも、社員が働きやすい職場環境を作っていくことが、社員を雇い始めた起業家に求められることなのです。

 

まとめ

勇気、我慢、感謝という3つのマインドについて説明しましたが、私自身の経験からしも1人会社のときと、社員を雇い始めたときでは、起業家としての心の持ち方や、考えなければならないことは大きく変わってくることは間違いありません。

本稿が、これから社員を雇用しようとしている起業家の方の参考になれば幸いです。

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投稿者について
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榊 裕葵

榊 裕葵

東京都立大学法学部卒業後、上場企業の海外事業室、経営企画室に約8年間勤務。独立後、ポライト社会保険労務士法人を設立し、マネージング・パートナーに就任。「社員から信頼される会社作りをサポートする」を経営理念として、顧問先の支援に当たっている。

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