勉強する人にとっての一番の課題は、コンテンツではなく”モチベーション”。累計会員数800万人以上の学習管理アプリ「Studyplus」スタディプラス株式会社 廣瀬高志【起業インタビュー214回目】|起業サプリジャーナル

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勉強する人にとっての一番の課題は、コンテンツではなく”モチベーション”。累計会員数800万人以上の学習管理アプリ「Studyplus」スタディプラス株式会社 廣瀬高志【起業インタビュー214回目】

公開日:2023.08.31

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今回の取材は大学受験生の2人に1人がユーザー、累計会員数800万人を超える学習管理アプリを運営するスタディプラス(株)の代表 廣瀬氏に話しを伺った。2012年のサービスローンチ後、これまで学習環境のDX先駆者として、業界を牽引してきた同社。動画やアプリ、オンラインサロンなど、今や様々な学習に関する教材が簡単に手に入る様になったが、学習コンテンツではなく、なぜ学習記録 × コミュニケーションのプラットフォームの立ち上げに至ったのか?そこには起業家自身の体験や、強い想いがありました。

 

プロフィール(スタディプラス株式会社 代表取締役CEO 廣瀬高志氏)

1987年生まれ。私立桐朋高校卒業。2010年、慶應義塾大学法学部在学中にスタディプラス株式会社を創業、代表取締役に就任。

 

スタディプラス株式会社について


ー 事業内容について、教えて下さい。

スタディプラス株式会社は、「学ぶ喜びをすべての人へ」をミッションに掲げ、大学受験生の2人に1人が利用する学習管理アプリ「Studyplus」、1,700校以上の教育機関で導入されている学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」を提供しています。

 

ー 学習管理アプリ「Studyplus」とは、どんなサービスなのでしょうか?

Studyplusは、日々の勉強を記録・可視化し、ユーザー同士でシェアして励まし合うことができる学習管理アプリです。学習における一番の課題は「学習の継続」であると私たちは考えており、その課題に対しアプリを通じ、学習の習慣化を支援することを目的としているのがStudyplusになります。機能としては教材ごとに学習時間を記録・グラフ化する機能や、同じ目標を持つ仲間と励まし合うことができるSNS機能などがあり、自己管理のみでは挫折しがちな学習の継続を支援しています。メインユーザーは高校生ですが、おかげさまで大学受験生の2人に1人が使っているアプリとなっており、累計会員数も800万人を超えるアプリとなっています。

 

ー 大学受験生の2人に1人が?それは、すごいですね!

はい。また、教育カテゴリではGoogle Classroomに次いで2番目にアクティブユーザー数の多いアプリにもなっています。また「Google Play」ベストアプリへの2年連続(2015年・2016年)選出、「第13回日本e-Learning大賞(最優秀賞)」や「2018年度グッドデザイン賞」の受賞、といった外部からの評価もいただいており、2022年にはApple App Storeのマーケティングクリエイティブ(TV等で放映)にも登場させて頂きました。

 

ー 実際、従来の学習管理方法にスタディプラスを活用することでユーザーからは、どの様な変化が起きているのでしょうか?

現場に届いている声としては、「3日坊主だった自分が勉強を続けられる様になった」であるとか、「SNS機能によって、同じ志望校を目指す人と繋がってモチベーションアップに繋がっている」などの声を多数頂戴しており、アプリを使用するおよそ7割近くの方が【勉強のモチベーションが上がった】と答えてくれています。

 

ー 競合サービスの存在や、学習管理アプリ内での優位性などもあれば教えてください。

2012年にサービスをローンチしており、既に11年間事業をやっていますが、その過程の中でも幾つか類似サービスは出てきたものの各社途中で消えてしまっているのが現状です。サービス立ち上げ当初の2012年は、高校生のスマホ普及率は20~30%となっており、そこから3~4年をかけて普及率が80~90%になるのですが、その過程に勉強に役立つアプリとしてStudyplusが存在したというのは、タイミング的に、かなり大きかったと感じています。

またサービスの優位性でいうと、Studyplus APIという機能があり、APIが入っている教材で学習すると自動的にそのデータが溜まる様になっているという機能なのですが、プラットフォーマーの立ち位置を取る私たちだからこそ、学習コンテンツ側の会社とも協業が出来、ユーザーにとって本当に便利な機能を実装し続けられる様にもなっています。

 

勉強する人にとっての一番の課題は、コンテンツではなくモチベーション

ー 起業することの意識は、いつ頃から持っていたのでしょう?

物心のついた、小学1年生くらいの時から思っていました

 

ー 小学生からその考えを持つのは、わりと早熟ですね。

そうですね(笑)両親がリクルート出身だったのは少なからず影響としてあったかもしれません。

 

ー そこから実際に起業されたきっかけについても教えてください。

大学1年生の時には、サークルなど入らずにベンチャー企業でインターンをしておりました。そして大学3年生の時に、出場したネットプライスドットコム(現 BEENOS)主催のビジネスコンテストで優勝したことをキッカケに起業をしました。

 

ー 「Studyplus」を想いついた経緯などについても教えてください。

実は、そのビジネスコンテストに出したプランとほぼ構想は一緒です。当時も、学習の継続を支援するITを使ったツールというテーマでビジネスコンテストには応募していました。そういう意味では、ピボットもしていなく創業初期からのアイディアをこれまで一貫して続けているのは、最近のスタートアップの中でも珍しい部類かもしれません。

 

ー 確かに。その辺りの「(ピボットを)するか?しないか?」の葛藤などもこれまであったのでしょうか?

「Studyplus」をリリースしてから丸4年は売上が上がらないという時期があり、マネタイズが出来ない時期が長かったのは精神的にもしんどかったです。毎年資金調達をして、なんとか凌いでいたという時期が4年間ありました。ただその間にもユーザー数はじわじわと伸びていて、広告として売れ始める会員数100万人超えた時点で売り上げが立つようになり、事業としてはドライブしていきましたね。

 

ー なるほど。事業のドメインを、学習コンテンツではなく学習プラットフォームに置いたことに何か理由があるのでしょうか?

私自身の受験時の体験にも基づきますが、勉強する人にとっての一番の課題は「教材がない」というコンテンツの問題ではなく、「勉強を続けることが難しい」というモチベーションの課題が大きいと感じています。なので、その課題を解決するサービスをつくりたいと思ったのが一番の理由です。

 

今後について

ー 中長期的な展開についてお教え下さい。

今現在ある「Studyplus」と教育機関向けの学習管理プラットフォームとして展開する「Studyplus for School」の2つを事業として拡大していきます。「Studyplus」はB to Cサービスで学習者を対象、「Studyplus for School」はB to Bサービスで塾予備校や学校を対象としていますが、あらゆる学習者・教育者にとって「Studyplus」プラットフォームを利用することがスタンダードになるように、継続して拡大していきたいと考えています。

 

ー 最後に、記事内でお伝えしたい事項もあればお願いします。

教育とは学習者のためにあり、その目的は一人ひとりの学習が達成されることであると考えています。つまり、教育本来の目的は一人ひとりの「学習の支援」である、と。 今、先生の役割が【指導から支援へ】と変わっていく中で、教育者の在り方も、教えるから伴走する、支援する、と変化していくことが求められています。そういった「教育の在り方の変化」に寄与できるプラットフォームとして、これからも事業を伸ばし続けていきます。 スタディプラスでは、学習記録 × コミュニケーションを全ての学習者・教育者にとって当たり前の世界にしたいです。

 

ー 今後の事業展開も非常に楽しみです!本日はありがとうございました。

こちらこそ、ありがとうございました。

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