「女性だからこそ感じるサービスを提供していきたい」相続に関する悩みをワンストップで解決する士業の専門家。株式会社女性相続support【起業インタビュー133回目】|起業サプリジャーナル

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「女性だからこそ感じるサービスを提供していきたい」相続に関する悩みをワンストップで解決する士業の専門家。株式会社女性相続support【起業インタビュー133回目】

公開日:2020.02.26

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女性に相談しやすい悩みは、人生のどのフェーズにおいても一定数存在すると感じる。友人や家族、仕事のことや家庭のこと、悩みのタネは年代と共に変化しても、相談のしやすい相手だけは変わらない。「相続」という、とてもセンシティブな話題になれば尚更だろう、と今回の取材を終え、改めて感じた。相続に関する課題をワンストップで解決できる専門家を揃え、かつ、全員が女性。終始笑顔が絶えない、とてもエネルギー溢れる7人で構成される(株)女性相続supportにお話を伺いました。

 

プロフィール(株式会社女性相続support 代表取締役 髙山亜由美氏)

2008年PwC税理士法人に入所し、法人・個人の税務申告業務を経験。

2010年にパートナーズ綜合税理士法人へ転職し、おもに資産税の業務を行うとともに、お客様の相続に関する相談窓口である「一般社団法人相続・事業承継しえん協会」の相談員を兼務。

2015年に高山亜由美税理士事務所の代表税理士として、開業独立

2019年には相続専門の女性士業の会社、女性相続supportを設立し代表を務める。

現在は、日本全国で年間100件近い相続・事業承継に関するセミナーや個別相談を実施。お客様の相続や事業承継に関するあらゆるご相談をお受けしている。

 

 株式会社女性相続supportについて

ー 事業内容について、教えて下さい。

 

髙山亜由美氏(以下、髙山氏):

相続の事前対策から、実際に相続が発生した際の各種手続きまでをサポートしています。

弊社では、メンバーに税理士、司法書士、行政書士、弁護士など7名の専門家を揃え、相続に関する課題に対してワンストップで対応できるのが特徴です。

 

ー 社名にもある様に、メンバーが全員「女性」であるという構成もおもしろいですね!

 

髙山氏:

私がこれまで資産税の仕事をしてきた中で、「女性士業」という存在とニーズが一定数、市場にあることを感じていました。それをカタチとして外に出したら、お客さまによろこんでいただけるのではないか、と思いこの会社を立ち上げたのです。

 

ー なるほど。「女性士業」というニーズについて、もう少し詳しく教えてください。

 

髙山氏:

私自身、この会社で3社目の起業なのですが、それ以前の2つの会社に関しては、男性士業の方々と組んで会社を経営しています。その中で感じるのは、男性には男性の良いところ、女性には、女性の良いところがそれぞれあるという点です。

これはほんの一例ですが、相続という案件柄、お客さまのご自宅に伺って話を聞くという機会もあります。そういった時に、女性からのご相談であれば、女性の専門家が伺った方が安心感があるというケースはよくあります。お客さまの方から「女性の担当者はいますか?」というダイレクトな依頼も現場では、よく耳にします。

 

ー なるほど。女性に相談したい、というニーズが一定数あるのですね!士業の世界における男女比の構成は、大体どれくらいなのでしょうか?

 

松本徹子氏(以下、松本氏):

大体どの士業も2-3割といった程度ではないでしょうか。

岡村宝美氏(以下、岡村氏):

税理士は、3-4割くらいいるかな?という印象ですが、その中でもフロントにたって、お客様のコンサルをしている人という絞り方をすると、その女性比率は、全体の1割程度になってくると思います。

 

ー やはり全体数を見ても(女性は)多くはない業界なのですね。皆さんの実感としても、それが強みであり、ユーザーにとってもメリットを提供出来ている感覚はありますか?

 

中田多恵子氏(以下、中田氏):

統計データをみても、女性の方が男性より10年ほど長く生きるので、相続についてのご相談者様が女性であるという機会自体は、とても多いです。その際、一緒にサポートしてくれるお子様が近くにいる場合などはいいのですが、お一人でいらっしゃった場合などは特に、「何から始めていいのか・・」と路頭に迷われているシチュエーションに遭遇することはあります。

士業というと“スーツを着た堅い男性”というイメージを持たれている方が多く、特に年配の女性からすると、緊張してしまい少し話しにくく感じてしまうことがあるようです。そのような方にとっては、女性の方が相談しやすいと感じて頂けるようです。

髙山氏:

業界全体として平均年齢が高く、「堅い」「相談しにくい」というイメージが強いと思うので、メンバー全員が女性である点に加え、業界平均と比較して若いメンバーが揃っている部分も強みになっているように感じます。

 

(左から、木下氏、松本氏、石川氏、中田氏)

 

「自分の価値観で100%納得できる動きをしたい」

(左から、岡村氏、髙山氏、林氏)

 

ー 会社の発起人である髙山さんにお伺いしたいのですが、起業をされた経緯についても教えてください。

 

自分の価値観で100%納得できる動きをしたかったことが最大の理由です。

私自身、過去に大手・中堅の税理士事務所に所属していたこともあり、組織に所属する良さもよく理解しています。大手の看板を無くして、一個人としてどこまで通用するのか、を試したいという気持ちや、100%自分の意志判断に基づいて行動し、(その結果が)100%自分に返ってくるというすごくシンプルな構造は、私にとって、最もあっている環境だと思いました。良い結果も悪い結果も、返ってくるものは全て自分を映し出しているものだと納得をして受け容れざるを得ないので。

 

ー なるほど。今回の女性相続supportに関しては、立ち上げから集まったこの7名のメンバーは、どの様に集まったのでしょうか?

 

それぞれお付き合いの期間は異なりますが、価値観が合うと思える先生方に声をかけさせていただきました。あと、司法書士の木下は実姉、税理士の林は前職が一緒でハトコであったりと、不思議な縁で集まったメンバーもいたりします(笑)

 

ー 女性が多くないと言われている業界の中でも、そんな近しいところで一緒に出来るメンバーがいるのはすごいですね。

 

石川孝美氏(以下、石川氏):

元々、このメンバーでやろう!と声をかけてくれたのは、髙山先生と中田先生だったよね?

中田氏:

いや、私は髙山先生から・・

松本氏:

そうそう。髙山先生の「やりましょうよ!」っていう圧力がスゴかったよね。

 

ー 一同:(笑)

 

皆んなで集まることで、出来ることはスケールしていく。

ー これまで沢山の方にインタビューをしてきましたが、多くても2-3名のメンバーで起業をされているケースを見受けます。いきなり、7名というメンバーで起業するのも珍しいですね。

 

岡村氏:

結果的に良かったと思っています。私は税理士なので、税金関係の話で客先に出向きますが、法務の話が出たり、登記の話しが出たり、専門領域以外の話を相談されるケースは本当によくあります。今まであれば「じゃあ、知り合いの司法書士を紹介しますね」から始まって、繋げ役をする機会が多かったのですが、今では「こういう会社なので」の一言と、組織の中で完結するのはとてもスムーズで、お客さまにとっても分かりやすくなっていると感じます。

林恵子氏(以下、林氏):

女性が2人並んで「女性士業専門です」と言っても、インパクトにかける部分はあるかもしれません。初めから7人が揃っていることでの本気度やインパクトはとても強い部分であるとも感じます。

木下尚子氏(以下、木下氏):

7人が揃うことで業務の網羅性も高まって、よりお客さまにとっても安心の出来るサービスが提供出来るメリットもありますね。

 

ー なるほど。人数が揃うことで対応が出来る範囲も拡がるし、そこの細分性もケア出来ているんですね。

 

髙山氏:

あと、私たちは継続して個々でも仕事を続けていますし、別に仕事に困ってこの会社を立ち上げたわけでは無いんです。「売上を上げなきゃ!」というガツガツした気持ちを持たずに、純粋に世の中の課題に対して『こういうカタチもあったらいいよね』という価値観を一緒に持ちながら、緩やかに繋がれているのがいいのだと思います。

 

今後について

髙山氏:

会社をつくる時って、売上をどう伸ばしていく?社員をどう増やしていく?等の話が絶対に出てくると思うのですが、この会社に対しては、そんなことは一切考えていません。今、メンバー同士で感じている、女性士業のニーズや違和感の無い空気感を維持しながら、お客さまに対して適正なサービスを提供していきたいと思っています。個々人がそれぞれでも成り立っているメンバーだからこそ、無理のない頻度、無理のないペースで、それを実現できると考えています。

岡村氏:

税理士だとサービスより値段の話が先に出たりするんですよね。この会社は、そういう競争にのるのではなく、サービス第一で選ばれる会社でありたいと思っています。

松本氏:

色々あるけど、好きなメンバーと自由に楽しくやっていたいよね。

 

ー 一同:(笑)

ー 最後に、記事内でお伝えしたいPR事項などあれば教えて下さい。

 

髙山氏:

私たちの仕事は、小売やWebサービスとは違うので、中々やっていることの特徴や大きな違いを他事務所と比較して出しにくい部分があると思っています。ただ、ずっとお話している様に「女性」だからこそ感じ取れることや、同性だからこそもっと親身に寄り添える部分が必ずあると思っています。

今回のインタビューを読んでいただき、そんな価値観に少しでも賛同してくれる方がいれば、相続に関するご相談でも結構ですし、協業・パートナーというカタチでも結構ですので、お気軽にご連絡を頂けたらと思っています!

 

ー いいですね、是非そんな方がいれば連絡ください!今日はありがとうございました。

 

こちらこそ、ありがとうございます。

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